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日本の滝百選等各地の名瀑。  
 
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滝  行  脚    〜名瀑撮影旅日記〜
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以前
 1990年に日本の滝百選が選定されたが、滝は被写体として興味はあるもののあまり撮影してはなかった。祭り、棚田、桜の撮影途中に滝への案内板もよく見かけはしたが、自分は不器用で、祭りなら祭り、棚田なら棚田に精神が集中し、ついでに他のものをと写しても思うような写真にならない。風景は時期、時間によるシャッターチャンスがあり、ついでに撮影しても良い写真にならないのは当然のことだ。
 しかし、魅力的な被写体であり、以前から数冊の写真集も購入し時々眺めてはいた。そんな折、新潟で大地震があり、幾度か訪れている棚田の美しい山古志村では全村民が村外へ避難。ここは震災の1ヶ月前にも行き、紅葉の時期にもう一度と予定していたが、暫くは行くことが出来なくなってしまった。
 震災に関してあちこちのホームページを検索していたら、偶然、北海道のインクラの滝に出会った。この滝への道は平成15年にがけ崩れでいまだ立入禁止になっているらしい。がけ崩れの前からもかなりの難所のようで、多くのサイトにレポートがあるが、その神秘さに魅入られた。
 そこで日本の滝百選に興味が沸き、写真集や多くのサイトを見れば、簡単に行ける滝もあれば本格的な登山を強いられる滝もある。百選制覇なんて思いも無きにしも非ずだが、登山の経験は若いときに夏の北アルプスに10年くらい通い続けただけで今はさっぱり。再度訓練してももう体力は衰える方が早いだろう。北海道の知床から沖縄の西表島まであるし、10ヶ所前後は本格的な登山になるし、滝百選制覇はやはり不可能の様だ。しかし、秋田県の茶釜の滝とか奈良県の双門の滝なんて何で選定したんだろう。(勿論素晴らしい滝だからだろうが、自分にとってはうらめしい)これら超難関の数ヶ所がもう少し楽に行けそうな所ならば滝百選制覇も夢ではないのだが。
 しかし、棚田百選と同様、滝も百選選定の滝が必ずしも美しいとは限らない。時期を変え、時間を変え再度撮影したい棚田も多いが、2度と行こうとは思わない棚田もある。百選の選定地だから撮影したが、選定地でなかったらカメラも取り出さないだろうという場所も結構あった。写真は結果が全てであり、棚田百選制覇という過程は評価の対象ではない。
 滝も同様、秘境ゆえの滝もあり、難所ゆえに辿り着けばその感激もまた大きいのは確かで、実際に見た者しか体験できないのだが、第三者的に写真だけ見れば絵的にはそれほどの滝でもないものもある。百選選定の滝以上に美しい滝も数多くあり、とりあえず滝百選制覇にはあまりこだわらず、祭り、棚田、桜の撮影に加え当分滝にも係わりを持って行こうと。
 滝へのアプローチは他のサイトに丁寧に記載されています。険しい行程もスナップ写真入りで詳細にレポートしているサイトも沢山あります。私にはそんな余裕はなく、滝に辿り着き写真の撮影に精一杯なので、滝行脚ではこれらは極簡単に記載して、撮影の参考になるようなコメントを中心に書いてあります。写真のページは、これも撮影の参考になるように撮影日時やカメラ、レンズを極力記載しました。