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花巡礼 名桜古木撮影記(2004年) |
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古木には殆どが名前がついていて土地の人々との深いかかわりがある。そんな由来の説明や桜への自分の思いに加え撮影ガイドを記載してあります。
桜の名前をクリックすると写真にジャンプします。 |
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mar. 27 2004 |
野依八幡社のシダレザクラ 満開 晴れ |
平地にある枝垂桜は貴重なもので市の天然記念物に指定されている。
境内は広く引きは十分あるが、全体を写すにはライトアップの電球が目障り。愛知県の桜はどこも見物客で大賑わいということはないので、人の切れ間を長時間待つということは少ない。 |
大龍院の桜 満開 晴れ |
地元の人もあまり見物に来ることはないのだろうか。見物人はだれもいなかった。
小さな庭にあり全体の姿を写すことは困難。 |
笑面寺の枝垂桜 満開 晴れ |
1774年に京都より寄進された金毘羅大権現を祝い植樹されたと伝えられている。
ここも電線・電柱の処理が困難。 |
円明寺の枝垂桜 満開 晴れ |
犬山市の市街地の円明寺にある枝垂桜。
引きはなんとかなるが電線が一本横切っている。 |
曼陀羅寺の彼岸桜 満開 晴れ |
藤で有名な曼陀羅寺の書院裏にあり、気をつけていないと見逃す。枯山水の庭にあるのだが逆光になる。南の墓地からは順光になるが垣根があり根元は見えなくなる。 |
長誓寺の桜 満開 晴れ |
低いところから横に伸びた枝が境内を埋める姿は一見に値するが、ゆえに横に拡がりすぎ写真には難しい。 |
久昌寺の彼岸桜 満開 晴れ |
織田信長の側室「吉之の方」を供養するために植栽されたといういわれがある。NHKの大河ドラマで吉之の方を演じた女優高木美穂が久昌寺参拝の折「吉之桜」と命名された。
桜のある場所は久昌寺から少し離れた田代墓地(一宮市との市境)にある。南は引きが無く午後は逆光になる。 |
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apr. 3 2004 |
清雲寺の枝垂れ桜 満開 晴れ |
この樹は秩父地方最古の桜で、桜の花で埋め尽くされた境内でひときわ目立つ存在だが、長い年月に横枝も大分枯れたのだろう、樹全体のボリュームがないのが残念だ。
開花期は午前8時を過ぎないと樹に日が当たらない。しかし、この時間になるともう観光客も増えてきて全体の姿に人の写り込んでいない写真は不可能に近い。雨でも降れば人は少ないだろうが、空に抜くアングルしかないので絵創りは難しい。
周辺に有料の駐車場も多いが、ピーク時はかなり遠方の駐車場を余儀なく・・・?。交通整理員も沢山いるので路上駐車は無理と思われる。
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長泉院の枝垂れ桜 散り始め 晴れ |
清雲寺から1キロもないところにあり「よみがえりの一本桜」とも呼ばれている。日当たりが良いせいだろうか清雲寺の桜より開花は早いようで散り始めていた。 |
金仙寺のシダレザクラ 満開 晴れ |
主幹は朽ちわずかな表皮からの枝でけなげに生きながらえている桜に思わずがんばれと声をかけたくなるような状態だ。
狭いところにあり、こんな様をうまく表現しきれない。ぜひ現場で見ていただきたい桜だ。 |
高麗家住宅のシダレザクラ 落花 晴れ |
高麗神社本殿裏に国指定重要文化財の高麗家住宅がある。高麗家は代々高麗神社の神職を務めてきて旧家である。
この住宅の脇に樹齢400年といわれる枝垂桜がある。訪れた時期はあいにく遅すぎて葉が目立っていたが、日当たりの関係なのか上部はまだ花が着いていた。
なお、本殿前にも桜の古木が一本あり、こちらは満開であった。 |
石戸の蒲桜 満開 晴れ |
源頼朝の弟、源範頼は遠江国蒲(浜松市)で生まれたことから「蒲冠者」と呼ばれたが、兄から謀反の疑いをかけられ伊豆の修善寺に幽閉され生涯を閉じた。しかし、ここ石戸ではこの地に逃れ住み、持っていた杖が根付き桜になり「石戸の蒲桜」になったといわれている。付近の市内高尾6丁目の阿弥陀堂や桶川市川田谷の普門寺にも範頼伝説が残っていて桜の古木もある。(これらは蒲桜より少し開花が早い)
品種は「カバザクラ」といい世界に1本しかない桜でヤマザクラとエドヒガンザクラの自然交配種であるといわれている。
境内は狭いし開花期の休日は大変混雑し人の流れが途切れない。有名な桜はどこも同じだが、多く発表されている写真のアングルが一番美しい。しかし、近年は観光客が増えおまけに携帯で写す人も多いので、これらのアングルで人が写り込んでいない写真を撮るのは奇跡に近い。
徒歩で数分の所に無料駐車場があり、混雑はすれども比較的回転は早いようなのでなんとかはなるようだ。 |
阿弥陀堂のエドヒガンザクラ 葉桜 晴れ |
範頼の妻亀御前は、今の北本市石戸宿を支配する有カな武士の娘で源平の戦いまではここで夫婦で幸せに生活していた。 範頼は源平の戦い後、兄に謀反の疑いをかけられ伊豆の修善寺に幽閉され生涯を閉じたのだが、夫の死を知った亀御前は高尾の川に身を投げたといわれているて、阿弥陀堂の門前には亀御前の石塔がある。(蒲桜の伝説とは一致しないが)近辺は範頼伝説が多くあり桶川市の普門寺は範頼のドクロが寺宝だったといわれている。
蒲桜より開花は早くもう花はほんの少し付いているだけだった。普門寺の枝垂桜も同様でこの辺りでは蒲桜だけが少し遅いようだ。桜は墓地の中にあり墓石は避けられないが、広いので午前でも午後でも順光、逆光は自在に撮影できそうだ。 |
大山寺のしだれ桜 満開 晴れ |
三代将軍家光の側室で四代将軍家綱の生母お楽の方がこの寺で養生中に植えたものといわれている。
時間がなくて昼間撮影ができずにライトアップの写真になってしまった。桜にとってライトアップは好ましいことでなく自分は一応否定派。光源もいろいろあり綺麗な写真にならないこともあるし、夜桜は寒いこともあるし・・・。 |
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apr. 4 2004 |
法善寺の枝垂れ桜 満開 雨 |
樹齢は150年前後とそれほどの古木ではないが、境内に多くの桜があり桜祭りも開催され観光客でにぎわう。無料の駐車場もあるが狭く、路上駐車も困難なところだ。
当日はあいにくの雨で良い写真にならなかった。山や木々を背にした桜は曇りや雨でもなんとかなるが、社寺の境内にある桜は空に抜くしかない場合が多いのでこんな日はどうしようもない。
また、秩父市方面から来て法善寺を通り過ぎしばらく行くと「大手の桜」があるがこちらは開花が少し早いようでもう葉桜になっていた。 |
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apr. 10 2004 |
薄墨桜 満開 晴れ |
久し振りに訪れたが相変わらずの混雑ぶり。
この桜は周りをグルット回ることが出来るのでどうしても花見客が写り込んでしまう。 |
清水の桜 満開 晴れ |
この地は北陸と京、大阪を結ぶ街道として栄え、歴代の前田藩の藩主が上洛の際あまりの美しさに何度も振り返ったことから「見返りの桜」とも呼ばれている。また、水上勉の小説「櫻守」はこの桜が題材となっている。
墓地の脇ににあり墓石が気にはなる。根元から二本の幹に分かれているのだが、全体を写しこむにはこれをうまく写せない。近くに海津大崎の桜があり、開花時期もほぼ同じなので観桜には丁度良いが休日は交通渋滞が激しい。 |
禅蔵寺の枝垂桜 満開 晴れ |
まだ若い樹だが美しい紅枝垂桜。後世に是非残したい桜だ。
国の名勝天然記念物の霞間ヶ渓公園(かまがたにこうえん)の近くにある。ここから正光寺の大桜にも寄ったが正光寺の方はかなり葉がめだっていた。この樹もまだ若い樹であった。 |
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apr. 11 2004 |
金沢の山桜 散り始め 晴れ |
道路から見えない山の中にあり突然視界に入る巨木にびっくりする。樹齢300年とは思えないほど雄大な樹だ。
根元にある墓が邪魔になるが、電線、電柱はない。丁度居合わせた地元の人の話では移転の予定もあるとか。南側は引きは十分あり何時にいっても撮影は可能。北側は柿畑で上部しか写せない。 |
apr. 13 2005
昨年は少し遅かったので再度出かけた。満開ではあったが、何と言うことか、半分の枝が枯れてしまっている。左側の太い枝が特にひどい。樹医も入っているらしいがもうこれ以上枯枝が増えないことを願うばかりだ。
北(裏)側から写すと比較的生きている枝を撮影できる。撮影は午後の方が良さそうだ。(クリックすれば写真にジャンプします。)
左の写真はほぼ昨年と同じアングル。
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apr. 15 2004 |
三春の滝桜 満開 晴れ |
いうまでもなく日本の三大桜のひとつ。満開の桜は絢爛豪華でやはり見ごたえがある。
4月の初めは15日では早すぎるのではないかと心配していたが、急に暖かくなった。公式サイトの開花情報では4/11開花、4/12五分咲き、4/13満開と猛スピードで咲いた。
午前3時ころ到着したが平日にもかかわらずかなりの車が路上にあり、ここは大変混雑するはずだが路駐は可能なのかと思った。しかし、やはりそんな考えは甘く早朝から駐禁のパトロール。初めから所定の駐車場に置いた方がよさそうだ。駐車場に向かう途中に民間の駐車場があり、ここは半分以下の距離。まだ管理人はいなかったが帰りに料金をはらえばOKだった。見頃期の休日は高速道路内まで渋滞するらしい。大雑把な考えだが、こんな時は他のICで降りて一般道を走った方がよさそうだ。
桜に近づくには正面からだけで、樹の周りはまわれないが、それでも観光客やカメラマンも多いし、後方の丘は散策道になっている。こういう所は人物の写り込まないチャンスをひたすら待つのだがチャンスは少ない。関西の又兵衛桜などは遠くからカメラマンの声が飛ぶが、こちらの人は忍耐強い。皆じっと待っていた。 |
上石の不動桜 満開 晴れ |
滝桜からそう遠くない郡山市中田町にあり、滝桜の子孫という説もあるらしい。
郡山市の中田町には紅枝垂れ地蔵桜を始め20本前後の古木があり、この桜は紅枝垂れ地蔵桜に次いで人気の桜なんだろう、至る所に案内板があった。 |
貝山薬師桜 満開 晴れ |
郡山市中田町から三春町中心部に向かう途中に見つけた桜。
建物があり全体の姿を写すのは困難。 |
福聚寺桜 満開 晴れ |
町の中心部にある桜で人気のある桜でもある。正面から眺めるとボリュームたっぷりの花を付け壮観。
細い道でわかりにくいが寺への案内標識はある。駐車場も狭い。撮影は墓地の上部から桜の正面が眺められるのでやや眺めのレンズで切り取る。 |
桜谷枝垂れ桜 満開 晴れ |
歴史民族資料館にある。
引きがなく、面白い形をした根元と満開の花を写しこむのは困難。 |
お城坂枝垂れ桜 満開 晴れ |
「浪岡邸の枝垂れ桜」ともいわれる2本の桜。
舞鶴城址への坂の途中から眺められるが、雑木林の中に入ると素直なアングルの写真が撮影できる。浪岡家の軒先ではお茶の接待もあり土産物も販売している。 |
田村大元神社の枝垂れ桜 満開 晴れ |
田村大元神社山門前にある枝垂れ桜。境内にも一本古木がある。
根元からの写真は金網のフェンスがあるため不可能。 |
八十内かもん桜 満開 晴れ |
八十内公園にある枝垂れ桜で、広場中央で堂々と咲き誇る。
周りに邪魔なものは少ないが、桜を見上げるようなアングルになるので青空をバックにする晴天に撮影したい。 |
常楽院桜 満開 晴れ |
この桜も狭い所の斜面にあり、下から見上げることになる。このような条件の場合はやはり順光で青空をバックにせざるを得ない。 |
込木地蔵桜 満開 晴れ |
「くぐりき」と読む。アングルは、狭い場所にあり手前のソメイヨシノや建物の処理に制限される。 |
法華寺桜 満開 晴れ |
大変美しい桜だがやはり境内は狭く桜だけのシンプルな画面創りは難しい。
この後弘法桜に。この桜も満開で三春の郊外にあり白とピンクの二本の桜がある。
墓地にあり墓石が苦になるが何枚もシャッターを切りたい見事な桜である。 |
龍光寺の桜 落花盛ん 晴れ |
二本の桜が寄り添うように植わっていることから夫婦桜とも呼ばれている。既に花はほとんど散っていた。 境内の幟の処理をうまく行う必要が・・・。 |
紅枝垂れ地蔵桜 満開 晴れ |
三春の滝桜からそう遠くなく、滝桜についで人気のある桜で滝桜の娘と言われている。
ここは午後が撮影に適している。東側は山があり午前は日が当たらない。また、午後4時を過ぎたころからは西側の木々の影ができる。地元のカメラマンは午後3時から4時ころまでがベストチャンスといっていた。朝に滝桜を写し、その後近辺の桜を撮影して3時ころ紅枝垂れ地蔵桜に。これが一般的な桜三昧の一日のようだ。
桜は道路沿いにあり今後が心配でもある。もっと保護ゾーンを拡げないと樹勢が衰えかねない。山高の神代桜は道路を付け替えているらしいが、ここもそんな措置が必要かも知れない。観光客も多く大型バスが桜の近くに停車する。撮影の邪魔でもある。桜の根元近くに祠がありお参りと根元の見物で人の流れもなかなか途切れない。 |
瑞雲寺の桜 満開 晴れ |
忠七桜に向かう途中発見した桜だが郡山市中田町の桜マップには載っていない。かなりの樹齢と思われるが、主幹の殆どが朽ち果てわずかな表皮だけで生きている。 |
忠七桜 満開 晴れ |
斜面の中腹にあり美しい樹形の桜だが、電線が走りポジションが限定されるのが残念。沈みかけた夕陽が雲の切れ間から背後を照らし美しいシーンであったが、ここは朝日が当たる時間帯に多くのカメラマンが集まるらしい。撮影ポイントや駐車スペースの確保(周辺の道路はあまり広くない)のため、早くからの出動が必要のようだ。 |
天王桜 落花 晴れ |
急な石段を上りきった小さな神社の森の中にあり道路からは見えない。ここも近くまで来たら地元の人に尋ねたほうが時間の節約になる。 |
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apr. 16 2004 |
石部桜 満開 晴れ |
会津五桜の一つで、中世会津の領主芦名氏の重臣、石部治大輔(いしべ じぶだゆう)の庭内にあった桜と伝えられている。
新興住宅地が迫る田圃の中にあり、農道は交通止めで近くの駐車場から数分歩くことになる。日が当たり始めたころは東側にある鉄塔の影が写るので暫らくしてからの方がいいかも知れないが見物人は多くなる。鉄塔が写り込むが西側から逆光で写せば背後は山なので桜が輝いて美しい。 |
馬場桜 満開 晴れ |
八幡太郎義家が軍馬の訓練をした馬場の跡で、義家の手にした桜のムチを差したものが根付いたともいわれている。国指定の天然記念物だが樹勢は大変衰えわずか二本の枝しかない。もう哀れとしか言いようがなく「がんばれ」というのも可愛そうなくらいだ。
境内は狭く、桜のすぐ前は道路があり民家もある。撮影ポイントも制約される。難しいことだろうが保護ゾーンを拡げないと再びの樹勢回復は難しいのでは。今まで見た桜では一番危機が迫っている桜だ。 |
本久寺の枝垂桜 落花盛ん 晴れ |
花はかなり散ってしまい若葉が目立った。墓地の斜面に沿って太い枝が下に伸び横から見ると美しい。
桜は墓守ともいわれ墓地にある桜も多いが、墓石の処理をどうするかが撮影のポイントでもある。 |
円東寺の枝垂れ桜 落花盛ん 晴れ |
ここの桜も大分散ってしまった。一緒になった見物客の話では一昨日満開になったが一挙に暖かくなり散ってしまったといっていた。
境内の中央にあり、比較的引きもある。もう一度出かけたい桜である。 |
合戦場のしだれ桜 満開 晴れ |
この地が八幡太郎義家と安部貞任・宗任の合戦場であったことから「合戦場のしだれ桜」と呼ばれている。ここから1キロほど離れたところに「福田寺の糸桜」という桜があり、この桜は「三春の滝桜」の子といわれ、「合戦場のしだれ桜」はその子といわれ「三春の滝桜」の孫にあたる。全体の姿は一本のように見えるが二本あることから「めおと桜」ともいわれている。
正面には建物があるが、これがなければもっと自由なアングルを執れる。左に回ると下に菜の花がありこの菜の花を組み合わせて撮影しているカメラマンも多い。菜の花は毎年あるとは限らないが・・。 |
福田寺の糸桜 満開 晴れ |
「三春の滝桜」の子といわれ、寺に残るの古文書に記されているとのこと。近辺には「三春の滝桜」の子が沢山あるがこれは確かなようだ。
場所は広いところにありアングルも自由にとれ一日中いつでも絵になりそうだ。 |
新殿神社の岩桜 満開 晴れ |
江戸彼岸の巨木二本、ソメイヨシノ二本が神社の参道にあり豪華に咲き誇っている。 |
護摩桜 満開 晴れ |
幹は古木を彷彿させる見事な桜だが境内は大変狭く、訪れた時はあいにく本堂の工事中で色鮮やかなシートや足組みのパイプでどうしようもなかった。ここも再度訪れたい所だ。 |
秋山の駒ザクラ 満開 晴れ |
護摩桜のある愛蔵寺にいた先着の3人のカメラマンが遠方からの自分にこの後の予定がないのなら案内するといわれてついて行ったのだが素晴らしい桜だった。この桜は全くの予定外で川俣町さえ知らなかった。カメラマン推薦の桜はやはり絵になる。
名前の由来は、急峻な坂道なのでここで馬を返したことから駒ザクラと呼ばれていて、「八幡太郎駒止めの桜」の別名もある。また、桜の頂部のさらに上方の岩は亀が首を伸ばしているように見える。
駐車場からしばらく上ると眼下に一本桜があり、斜光線を浴び満開の桜が輝いている。地元では有名な桜のようで見物客も結構多い。桜の周りは散策道になっているが、あるポイントで桜の反対側を向いて立ち止まり下を覗き込む。なぜだろうと思っていたがカタクリが群生しているとのこと。疑問がとけた。 |
内出のさくら 落花盛ん 晴れ |
大分散ってしまっていた。民家の裏山にあり近くでは見上げるアングルになる。道路を挟んだ向かいの山からは民家の上部に桜を望めるが300ミリ前後のレンズで午前中での撮影がよさそうだ。 |
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apr. 17 2004 |
小沢の桜 満開 晴れ |
桜の根元の祠と野仏、遠くには春の移ケ岳が見える。昔この地区の人が遊郭で出会った「さくら」と言う名の女性が忘れられず植えた桜と言われている。田中麗奈主演の映画「はつ恋」の最後の花見のシーンに登場する「願い桜」はここで撮影された。
午前6時頃から朝日が当たり多くのカメラマンで賑わう。農道からが撮影ポイントだがここからの撮影は素直に日中にトップライトで青空をバックにした方がいいかも知れない。早朝の道路側からは山をバックに桜が浮き出すが桜の形が今一つ。 |
永泉寺の桜 八分咲き 晴れ |
正面からの樹形が美しく見えるが本堂の赤い屋根がうっとおしいし、植え込みで根元がよく見えない。境内の右は比較的引きがあり多くのカメラマンはこちらから写していた。 |
羽生の桜 八分咲き 晴れ |
観音桜のある東堂寺に向かう途中にあり、ここも道路に沿って電線・電柱がある。 |
観音桜 八分咲き 晴れ |
主幹に巻きついたような太い枝がなんとも言い難い。四方に低く広がり地上に届かんばかりに垂れ下がった美しい樹形の桜だ。
(2007年秋台風で倒壊) |
赤沼無量寺の桜 満開 晴れ |
主幹は斜めに伸び、幹は朽ちて僅かな表皮だけで元気に花を咲かせている。
朽ちた主幹はシリコンも詰められていずむき出しのまま。絵にはなるがこのままで大丈夫なのだろうか。永泉寺もそうだったが寺の赤塗りのトタン屋根は興ざめだが、雪国ならのことなのだろうか。 |
高山桜 満開 曇り |
樹は見ごたえがあるが周りの状況は最悪。電線がすぐ横を走り、提灯がぶら下がり建物もある。一方は交通量も多い道路。ちょうど雲が多かったが切れ間を待つ気にもなれなかった。 |
種蒔桜 満開 晴れ |
この桜も道路沿いではあるが撮影はし易い場所にある。小山にあり根元は他の木などではっきり写すことは出来ない。 |
馬場桜 満開 晴れ |
昔はこの近辺は馬の爪きり場でありこの桜の木に馬を繋いだことから「馬場桜」と呼ばれている。樹齢700年の桜だが樹勢は旺盛で見事な花を付けている。
国道沿いにあり交通量が多く電線・電柱・ガードレールの処理も難しい。
馬場桜から国道をしばらく南下後、左折の案内板に従い数100m農道を進むと「岩倉桜」があるがこの桜はまだ蕾だった。 |
十文字辻の桜 満開 晴れ |
名前のとおり交差点の角にありやはり電線・電柱や建物に悩む。 |
小林の墓守桜 満開 晴れ |
小山の墓地に一本の桜があり「墓守桜」と呼ばれている。中田郷巨樹認定の案内板があり少し先にも「矢造の種蒔桜」という桜がある。
石川町には「高田桜」という県の天然記念物指定の巨樹があるがこちらはすでに葉桜であった。(左 矢造の種蒔桜) |
大作のしだれ桜 満開 晴れ |
「越代のサクラ」に向かう途中に村役場があり案内板に枝垂桜が載っていた。近そうなので訪れてみたが美しい樹形で撮影もし易い場所にある。
越代のサクラはヤマザクラで標高が高いのでいまだ蕾で後一週間はかかりそうだった。 |
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apr. 18 2004 |
膝立の天王桜 満開 晴れ |
東京を通過するのが嫌だから昨日は棚倉町の花園の桜(既に葉桜は承知の上)に立ち寄り、白河ICから佐野藤岡ICまで東北自動車道を走り足利市に。ここで健康ランドに泊まり秩父を経由し山梨に。膝立の天王桜は満開であった。
この桜も細い道路沿いにあり、赤白に塗り分けられたガードレールはなんともし難いが、紫色のつつじも咲き撮り応えがあるところだ。 |
雲峰寺の江戸彼岸桜 満開 晴れ |
慈雲寺とそう離れていないが花期は大分ずれている。訪れた時間帯が悪かったので、桜が周りの樹木の陰になってしまっていた。
この後小淵沢の神田の大糸桜に行ったがこちらはもう散り果て。インターネットの開花情報では13日でもまだ開花してなかったのに一気に咲き一気に散ったようだ。花見できたのは二日間ぐらいと地元の人は言っていた。 |
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apr. 25 2004 |
上津久呂の椿・菊桜 満開 晴れ |
この木は椿と菊桜が根元で二つに別れ、互いに抱きかかえるように上に伸びている。現地の案内板では椿のほうが古いだろうとのこと、樹齢はおよそ200年と表示されている。
近辺に案内表示が見当たらず地元の人に場所をたずねた。わかりずらい場所にあるので、近くまで来たら早く人に聞いたほうがいいだろう。
周りは杉木立で囲まれ、開けているのは北側だけで日当たりが悪く、菊桜は枝が頂部にしかない。椿は低い位置からも花を咲かせていたが、やはり日当たりが悪いのだろう、椿でも花数は少ない。こんな条件なので、ここは花より根元の異様さに興味が尽きない。なお、白っぽい方が椿の木である。
この近くには「駒つなぎ桜」と呼ばれている江戸彼岸の古木がある。こちらは随所に案内表示があり、善正寺に向かう方向なので立ち寄ってみた。勿論既に葉桜ではあった。 |
善正寺の菊桜 落花盛ん 晴れ |
能登半島は菊桜の古木が多いがここの菊桜も能登を代表する古木のようである。訪れた時期は満開を少し過ぎていたが沢山の花びらを付けた菊桜は見ごたえ十分であった。
境内はやや狭いが広角レンズでなんとか収まる。
ここを撮影後、数箇所周る予定で気多大社に向かったが、途中で一旦停止違反の車に衝突され車は大破。幸い怪我はかすり傷で済んだが、自分も前方不注意で警察に調書を。おまけに相手の車は無保険。こんなことで自業自得でもあるが散々な目に会い、今シーズンの桜巡りはあえなくジエンド。お互い事故には気をつけましょう。 |
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