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花巡礼 名桜古木撮影記(2011年)

撮影日 撮 影 市 町 村
mar 26 2011 大分県日出町
mar 27 2011 宮崎県国富町、福岡県八女市
mar 31 2011 静岡県島田市
apr 03 2011 山口県萩市
apr 04 2011 佐賀県神埼市、熊本県八代市、宮崎県都城市
apr 05 2011 熊本県熊本市、高森町、大分県豊後大野市、竹田市
apr 06 2011 大分県宇佐市、中津市、長崎県平戸市
apr 07 2011 大分県竹田市、別府市
apr 08 2011 大分県中津市、福岡県北九州市
apr 09 2011 佐賀県武雄市、山口県山口市、下松市
apr 10 2011 徳島県つるぎの町、美馬市、高知県大月町
apr 11 2011 広島県尾道市、福山市、三次市
apr 12 2011 島根県浜田市、美郷町、雲南市、松江市、鳥取県鳥取市、八頭町
apr 13 2011 三重県志摩市、多気町
apr 16 2011 岐阜県下呂市、郡上市
apr 19 2011 石川県金沢市
apr 21 2011 長野県伊那市、駒ヶ根市、飯島町、中川村、松川町、豊丘村、高森町、阿智村
apr 24 2011 長野県長野市、上田市、青木村、生坂村、松本市、山形村
apr 29 2011 長野県富士見町、茅野市、諏訪市、下諏訪町、岡谷市、辰野町、木曽町、上松町
may 04 2011 広島県庄原市、北広島町
may 09 2011 長野県木祖村、大滝村
iun 01 2011 北海道羅臼町、標津町

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2002年
2001年
以前
 古木には殆どが名前がついていて土地の人々との深いかかわりがある。そんな由来の説明や桜への自分の思いに加え撮影ガイドを記載してあります。
 桜の名前をクリックすると写真にジャンプします。
 今年の桜の撮影予定をそろそろと考えていたらとんでも無い事態に陥った。桜の古木の宝庫東北に未曽有の大地震。

 東北に方々には桜のみならず、棚田や祭りの撮影でも暖かいもてなしを受けたことも数知れず。名前も知らない方が多いのだが、皆さんのご無事を祈るしかなすすべもない。
 自分の居住地も東海地震を抱えていて、家も海岸から500M。大津波が来たら明日は我が身なので他人事ではないが、個人のサイトでは、被災した人々に何の役に立つこともできない。
ここで励ますしか方法は無いことに無力さを感じるが。とにかく皆さん頑張ってください。そして、不幸にもお亡くなりになった方のご冥福を心からお祈りいたします。
mar. 26 2011
魚見桜     満開   晴
 今年は例年にも増して何時までも寒く(でも例年なみか?)九州の早咲きもやっと見頃を迎えた。
 しかし、ここまで来る途中、深夜の広島近辺からみぞれ、大分についても時折雪が舞う始末。東北の被災地は毎日氷点下の朝のようで心が痛む。

 魚見桜に着いた頃は雪も止み日差しが戻ってきたが、本当に寒い。
 桜は痛みが激しく、太い幹は枯死し根元からの枝に花があるだけ。立派な支柱に支えられているのに残念だ。
 支柱は取り外し、枯れた幹も切り取った方がいいとも思うのだが、費用が無いのか???それとも他に??

 次は思い切って宮崎まで行き、明日は大坪の一本桜にしたが、高速の別府インターの数キロ先に安楽寺という寺があり、ここにも枝垂れ桜の古木があるのでロケハンをした。

 ここは別府市内から10キロ以上離れた山の中なので、さすがにまだ蕾だった。
mar. 27. 2011
大坪の一本桜     満開近し   晴
 この桜も九州の早咲き桜で、今迄見頃に出合ったことは無かった。今年は魚見桜とセットで早咲きの桜に狙いをつけてきいたので始めて見頃に出合えたのだが、残念なことに、周辺に看板やら、車の通行止めのためにビール箱が並んでいる始末。
 地元は、見物人やカメラマンのマナーに閉口しているんだろうが、こんな所は他にも増えてきている。

 続いて佐賀県神埼市の小渕の山桜(写真右)に出かけたが、ここはやっと咲きだしたばかり。
 すぐ近くには宝珠寺の姫枝垂桜があり、こちらは五分咲きらしい。こちらは満開を撮影済なので今回はパスした。
 しかし、宝珠寺には多くの人が向かっていても、ここには誰一人としてやってこない。
光善寺の枝垂桜     満開   晴
 この桜は去年に来たがもう葉桜だった。
 去年は春の彼岸のころが見頃だったようだが、今年はまさに今が見ごろ。去年と比べて1週間くらい遅れている。
mar. 31. 2011
慶寿寺の枝垂桜     満開近し   晴
 去年に続いてのチャレンジでなんとか見頃に出合うことが出来た。
 本堂の裏山にあるのだが、斜面はかなりの勾配があり、枯れ草に足を取られたりと三脚を立てるのも一苦労する。

 この後去年と同様川根町の「塩本牛代の江戸彼岸桜」に行った。しかしこちらは山の中でもありまだまだ見頃には至って無く蕾のまま。見頃には1週間くらいかかりそうだ。
 今年は桜への案内が町からところどころにあり、桜の近くには立派な看板があった。去年は無かったのだが、地元が観光用に力を入れだしたようだし、桜の名前も「牛代のみずめ桜」となっていた。(新たに命名したんだろうか?)
apr. 3. 2011
南明寺のイトザクラ     満開   曇り
 今年は四月になっても南明寺のイトザクラは見頃を保っているが、残念ながら今日は曇りがち。
 早朝に着いたのだが、なんか招かざる客のように扱われ(仔細は記述を省かせていただきますが)大変気分を害した。今まで暖かなもてなしを受けたことは度々あるがこんなことは初めて。
 ドン曇の桜はもう一度撮影したいと思うことは多いけど、ここはもう来ることはないだろう。

 この後、
西宗寺の大ヤマザクラ(写真左)とオゴオリザクラに行ったのだが、どちらも見頃にはまだほど遠い。
 こんな日は移動に限ると言うことで九州に向かうことにした。

 九州はまず中津市、真浄寺のしだれ桜(写真下)に向かったが、ここはまだまだ若い樹。
 見物客もそこそこ訪れているが、この位の樹は切が無いほどあるので、このサイトのリストからも削除することにした。(百年後が楽しみ・・・笑)

 西照寺は一番の見頃のようで、ピンク色の花が大変美しい。この樹も樹齢80年と若い樹だが貫禄は十分。
 先客カメラマンも数名いて格好の被写体なのだが、近くを電線が走っているし、曇り空なので空をなるべく入れないようにと。アングルの制約は大きかったので、チャンスがあればまた撮影したい。(6日に再訪)
apr. 4. 2011
小渕の山桜     満開   晴
 先週来た時は未開花だったけれど今日は満開。
 近くの宝珠寺は相変わらずの見物客で賑わっているが、ここには誰も来ない。

 この後熊本県菊池市の
湯舟の大桜に行ったのだが、残念ながら倒木。

 近くに来てお年寄りに場所を聞いても、最初の人は知らなかったほどの桜で、普通に歩いて見えるところにない。そうそう、始めは市役所に咲き具合を尋ねたが個人の物なので市は関与してなく、従って開花状況も分からないとのことで、倒木も把握もしてなかった

 丁度持ち主がいたので話をしたが諦めきった口振り。倒木は去年の9月とか。台風でたおれたんだろうか?
 地域に根付いた桜なら救済もあっただろうが、資金も必要なので無理のようだ。
 


花は数は少ないけれどけなげに咲いていた。多分これが最後の花になるんだろう。
宮の崎の大桜     満開   晴
 道路がカーブしている頂点に堂々と聳え立っている。桜の根元には石楠花もあり、青空を背景に春の雰囲気を満喫できる。

 あさぎり町の
宮原家のヒガンザクラ(写真左)は葉桜(先週立ち寄ればよかったが、その時は思いつかなかった)、遠山桜(写真右)は分かっていたけどまだ蕾。
陰陽桜     散り始め   晴
 到着したころはもう薄暗くなってしまった。
 この桜は山桜と染井吉野が合体したとのことだが、かなり痛んでいる。母智丘公園の中にあり駐車場も桜祭りの期間中なので有料。
 もう少し見ごたえのある桜ならここで1泊し、明日撮影しようと思ったがパスすることにした。
apr. 5. 2011
拝聖院のヒガンザクラ     散り始め   晴
 2008年に来た時はもう葉桜だったが、今回は散り初めで何とか見頃を保ってはいた。
 しかし、早朝なのでまだ桜に日は当たらない。待とうかと迷ったが、写真的にはもう一息の場所なので撤収した。
豊年桜     満開   晴
 ここは以前来た時に分からなくて退散した経緯がある。その時は神社の裏山にあるということを知らなかったので、境内を探したが分からなく、先を急いでいたので諦めた。
 駐車場から裏山への道があり(去年整備されたそうだ)7〜8分上ると杉林の中にある。
 撮影後は神社の宮司さんに出会い、家にまでおじゃましてお茶を頂桜談義。これも桜巡りの楽しみでもある。
光林寺の枝垂桜     満開   晴
 この寺は近くまで来ても自分のカーナビでは道が分からない。寺の名前と地図マークまで出てるのに。
 仕方ないので通りすがりの人に尋ねたら、細い林道を上ればすぐだった。
墓守桜(上坂田のしだれ桜)     満開   晴
 持ち主の家の裏山にあり、ノリ面には菜の花。青空をバックにしだれ桜が咲き誇る美しいシーンだ。
 家族で観物客に茶菓の接待もあり一時の桜談義で過ごさせていただいた。
古庄屋の桜     満開   晴
 桜は屋敷の中にあるんだが、丁度家人も見えて中にも入れて下さった。
 白壁の蔵と桜の組み合わせも日本の原風景を彷彿させる。

 この後白丹に向かった。数キロしか離れていないけどこちらは5〜6分咲き。満開にほもう一息というところだった。
 別府の安楽寺も同じようにもう一息の状態。
apr. 6. 2011
西照寺のしだれ桜     満開   晴
 3日に行ったのだが、この時はあいにくの曇り空だったので再度の挑戦。
 朝日を浴びたしだれ桜は大変美しいが、電線が前を横切っているのでアングルが制約されるのが残念だ。
深泉寺の枝垂桜     満開   晴
 ここは以前来たことがあるがまだ満開には至っていなかったので、今回再撮影。
 順光のアングルは後に倉庫が写り込むので、ここには逆光のカットをアップしたが、もう少し日が回った午後の方が良いかもしれない。
慈眼桜     満開近し   晴
 市役所に照会したところほぼ見頃を迎えたと言うことなので、思い切って九州の西の果て平戸まで移動することにした。

 やはり満開まではあと少しとだが、幅の広い樹形の1本桜で堂々とした姿は素晴らしい。

 帰りはまだ咲いていないだろうけど
今山山桜(写真右)に。
 ここは多分棚田で有名な土谷に近いので、久し振りに見てみようと。
apr. 7. 2011
志賀家のしだれ桜     満開   晴
 5日にもう一息だった白丹の桜の再撮影。
 今日は5日ほど天気が良くなく、雲間から日が射すのをしばし待ちながらの撮影。結局二周りしてしまったが、こんな天気の日は効率も悪くイライラが募る。

 県道131号の白丹地区の道路沿いのお堂前にあり村人を見守って来た。
木村家のしだれ桜     満開   晴
 木村家の桜は屋敷内の庭にあるのだが、快く撮影させて下さり感謝感謝。

 庭の大部分を占めて雄大に咲いている。
安楽寺の枝垂桜     満開   晴
 竹田から別府に向かう途中にあるので当然のことながら立ち寄った。
 別府市街地からはかなり離れた山の中なので、まだ早いかなと思っていたがラッキーなことにほぼ満開状態。
 天気もまずまずの状況で嬉しい誤算。
 ここの桜は道路から見上げるので、花見客の写り込みもあまりないので撮影は楽だ。
両郡橋の桜     7分咲き   晴
 高台にあり桜が別府湾を見下ろしている。
 数本植えられているが、樹種は染井吉野のようでそれほどの古木ではなさそうだし、海沿いなのに花期も少し遅いようだ。

 この近くには、水色の湯の温泉があり、大分名物のだんご汁定食とセットで入浴もできる食堂がある。
apr. 8. 2011
光円寺の枝垂桜     満開   曇り
 ここも3年前に来たことがあるが、その時はまだ6分咲きくらいでおまけに曇り空だった。
 しかし、今回も曇り空。ただ、今日は時折雲間から日が当たる。そんなチャンスをイライラしながら待つのだが・・・・。結局思うような物は撮れない。
白野江のサトザクラ     満開  曇り
 天気が良くなる気配は無いが北九州市の白野江公園でサトザクラの撮影。
 桜は入場口を入ったすぐ右手にある。
 樹高はそれほどないが横に広がり、狭い場所にあるので広角レンズでも全てを収めきれない。

 去年行ったがまだ蕾だった
福聚寺の宗因桜(写真右)は今年も見頃にはもう一息。タイミングが何時までも合わない悪いパターンにハマってるようだ。
apr. 9. 2011
馬場の山桜     満開   晴
 昨日は一日天気が悪かったので小倉の健康ランドに半日以上入り浸りしっかり静養し、深夜に武雄市の馬場桜に。

 現場には夜明けに到着したが、ここは朝は東側の森に遮られて中々日が当たらない。
 青空の下、桜と菜の花が美しいハーモニーを醸し出すのは、しっかりと日の当たった日中のようなので、一旦唐津市に出向き、法光寺の
太閤お手植え桜(写真左)を見に行った。
 勿論想定内だったが、花は咲き始め。見頃には後数日かかりそうだ。
オゴオリザクラ     満開   晴
 今日は昨日と打って変り好天なので、長距離の移動は時間が勿体ないのだが九州を離れて、再び山口のオゴオリザクラに。

 もう6日立っているので花はしっかり咲きそろい、正に見頃。樹は大分傷んでいるが、花は元気に咲いている。
東光寺泉所寺のヤマザクラ     満開   晴
 花が咲いていそうな瀬戸内海沿いの下松市、隆松神社若宮のヤマザクラ(写真左)に行ったが残念ながらやっと咲き始め。

 続いて東光寺に行ったがこちらは満開。そんなに離れていないのに難しいものだ。

桜は狭い道路脇にありアングルは難しい。
apr. 10. 2011
桜堂のひょうたん桜     満開   晴
 昨夜は尾道から四国に入り、途中のパーキングで仮眠し徳島県に。

 桜堂のひょうたん桜は、曲がりくねった桜並木こ山道を登ってゆく。こんな道を走っているとこの土地の人たちの桜好きがひしひしと感じられる。
 樹は雄大。向かいの小高い丘から見下ろせば、背後には下の町も見える。
六地蔵の桜     満開   晴
岡見堂のエドヒガン     満開   晴
 続いて岡見堂のエドヒガンに行ったのだが、ここでは空き地に車を止めて撮影の用意をしていたら、地元の方に話しかけられた。
 話をしていたら、この近くにもう1本桜の古木があると言う。5〜6分山を登る必要があるが案内すると言われたのでついて行ったらかなりの古木だった。
 今は杉林の中だが、昔は一面の畑で遠くからも見ることが出来、子供のころは桜の根元でよく遊んだそうだ。

 樹はかなり傷んでいる。林の中なのでやはり途中の枝はほとんどなく、頂部にしか花は無い。これはあちこちで見かける状態だが、ほかっておくと枯れてしまいそうだ。

 岡見堂は小高い山の中腹にあるが、やや下から見上げると、花をつけた枝が誇らしげに空中にせり出している。
川井のエドヒガン     満開   晴
 ここは電話で咲き具合をある所に確認して出向いたが、日帰り温泉「つるぎの湯 大桜」にあるのでここで確認するのが一番良いと思う。

 先を急いでいたので入浴はしなかったが、多分露天風呂から見えそうで、撮影していたら入浴客が花を見ていた。(男性客だったが・・笑)
 場所も良いところだが、自分的には隣の木がどうにも気になる。
月光桜     満開   晴
 この桜は満月の夜が一番美しいと言われている。
 ライトアップも売りらしく、ポスター類も殆どが夜桜。桜のライトアップは否定的な自分だが、高知のはずれ、足摺岬近くなので到着が夕方になり夜桜撮影を決め込んだ。

 照明は大型のライトが確か8基もあり、煌々と照らし出され幻想的な一時ではあるが、桜が心配でもある。
apr. 11. 2011
早春なごみ桜     満開   曇り
 まだ行ったことがない四国中央市の三角寺や松山市の高縄寺は電話で聞いたらまだ未開花、同じ松山市の石手寺は葉桜なので、再び本州に渡ることにした。

 尾道に着いたのは昼過ぎ、午前中は移動で時間を費やしてしまったが、宿毛に泊ったのだから仕方ない。
 尾道には市の天然記念物の江戸彼岸桜があるが、指定は平成20年と言うことでこの桜はまだまだ若そうだ。
 桜の周りは整備され、杉の木だろうか、切り倒された木もあり道路からも見通せるようになっている。
 「早春なごみ桜」と案内板もあるが、これも天然記念物指定を機に建てられたのだろう。
平家谷福泉坊のしだれ桜     満開  晴
 福泉坊ほ参拝客も多そうな所で、しだれ桜の時期に併せ桜祭りが行われていた。
 今日は特別の催し物もあり、桜の下に小さなステージが作られ、歌謡ショーの真っ最中だった。

 歌謡ショーを2〜3カット写し、さてどうしようかと迷っていたら間もなく終了。
 ここは裏山への散策路もあり、ここからは邪魔な特設ステージも外して撮影できた。
鳳源寺の枝垂桜     満開  晴
 三次の観光協会に電話照会したら、鳳源寺は見頃とにことなので急いで向かったが、一般道なので結構時間がかかって、到着は午後6時半を過ぎてしまった。

 ここで泊ろうかとも思ったが、途中立ち寄った、大楽寺の枝垂桜もやっと咲き始めだったように、他も多分まだまだのよう。

 結局夕方の撮影で諦めることにした。
apr. 12. 2011
佐々木桜     満開  晴
 国道9号線沿いの川の堤防にあり、すぐ近くには橋もかかっているので、周りはガードレールやら欄干やらでゴチャゴチャ。
 桜は元気、樹形も良いので残念だが、まあ仕方ない。

 去年は深夜に立ち寄った
海老谷桜(写真右)が気になるので、未開だろうけど行くことにした。
 が、着いた途端愕然。もう枯れ木同然。去年はもうすこしあったと思うが、小枝はもう1本だけ。根元からは数本の芽が出ているが、今はこれらを見守るしかすべはなさそうだ。

 倒れた年はまだまだ花は咲いていたのでその時に来るべきだったが、時すでに遅し。


 井川桜(写真左)にも行ったがこちらも未開花。
 風情のある桜なので何時かチャレンジしたいものだ。
妙用寺の桜     満開  晴
 樹齢は500年と言われているが、その割には小振りであることから、主幹は失われてしまったのだろう。
 しかし、支柱も無く花付きはまあまあ、山門を従え誇らしげに咲いている。
前川桜     満開  晴
 県道に面した「ふるさとおろち伝承館」の狭い庭に咲いている。
 100年と若い木なので花付きは良い。撮影は道路側からが一番のアングルのようだ。

 飯南市の祝原のサクラ、雲南市の長栄寺のしだれ桜と多久和御幸桜に行ったが全て未開花。何れも良い桜なので残念だ。
段部のしだれ桜     満開  晴
 道路脇の土手にあり、枝も長く枝垂れ地面に届きそうである。
 樹形も美しく花付きも見事だが、ここもライトアップしていて、数基のライトが邪魔になる。
千手院のしだれ桜     落花盛ん  晴
 寺に照会したら、見頃は過ぎつつあり花はかなり散っていると言うことだったが、敢えて出かけた。
 花が比較的残っている枝を狙うのだが、この寺の境内も大変狭いので苦労する。
三谷神社の大シダレザクラ    満開  晴
 個々に着いたのはもう6時過ぎ。天気の良い時は何時もそうだがこんな時間まで撮影するが、光線が山や森に遮られ良い写真にし難い。

 ここは桜の前に今は無人のようだが民家がある。この民家が写り込まないアングルは制約されるが、まあ、仕方ない。
大彼岸桜     満開  晴
 家を出て今日で10日目、ここらで切り上げて帰宅することにしたが、道中で八頭町の桜も下見のつもりで立ち寄った。

 この桜は民家の庭にあり、根元は黒塀の中で見る事は出来ない。(桜の時期は解放して見学させていただける所もあるが、ここは不明)
 ライトアップはされていず、薄暮に浮かぶ桜はなまじ幻想的。思わずカメラを取り出し夢中で撮影した。
apr. 13. 2011
家建の茶屋跡の大島桜     落花盛ん  晴
 山陰からの帰路、名神高速道路の大津SAで仮眠し朝を迎えた。このまま走れば家には2時間半位で着けるが、何となく物足りず、以前から気になっていた志摩市の「家建の茶屋跡の大島桜」に行くことにした。
 ただ、状況が分からないので9時を過ぎてから観光協会に電話。電話では満開と言ってはいたが、現地に着いたらかなり散っていた。
 1日、いや、数時間で変わることも多いので仕方ない。
 後ろには山桜(?)もあり、白とピンクのハーモニーが素晴らしいが、大島桜の一番の見頃時は後の桜はまだ蕾らしい。


 伊勢市の
お屋根はとっくに葉桜。周りに咲いている花は染井吉野だが、これも葉が出てきて花も散り始めている。
波多瀬の山桜     落花盛ん  晴
 続いて波多瀬に行った。
 ここは保育園の脇にあるので見つけやすいが、やはり建物類は邪魔になる。
 時期としてもやや遅かったようで、かなりの花が散ってしまっていた。

 津市、長徳寺の龍王桜はもう葉桜。ここは大丈夫と思い立ち寄ったのでショックは大。
apr. 16. 2011
左近樹の桜     散り始め  晴
 今日は天気も良いし、土曜日で高速道路も割引なので中津川の「地蔵堂の枝垂れ桜」に行ったが、花は散ってしまっていた。
 去年も来たのだが、その時は葉桜。今年は去年よりはましだがやはり見頃には程遠い。
 中津川はもう遅すぎるようなので下呂に向かい、金山の左近樹の桜に。
 既に散り始めてはいたが十分に見頃。

 ここには、案内板があるが、この案内板のすぐ近くに1本の桜がある。この桜もそこそこの風貌なので、ひょっとしてこれが目指す木なのかとも一瞬戸惑いもしたので、後で近くの人に確認した。
 やはり案内板の近くの桜ではなく、先にある雄大な樹が目指すものだった。おうおうに案内板は近すぎて邪魔になる場合が多いが、こんな風でも迷うことになる。
黒染めの桜     落花盛ん  晴
 下呂からは郡上を目指して町の中心部にある愛宕公園に。
 この樹はかなり傷んでいてこの先が心配な桜である。

 円光寺のしだれ桜に行ったが、郡上の中心部から20キロ位北の旧大和町なので、こちらはまだ六部咲き程度。
 西側が山なので既に日が遮られて、背後の竹林が綺麗に写ってしまう。ここは午前中、もしくは昼過ぎでもあまり遅くない時間の方が良さそうだ。
 満開まで至っていないからだろうけど、ピンク色がとても綺麗な桜である。
 この後、「春日神明神社の桜」に行ったが、ここはかなり南。以前もそうだったが今度も葉桜。
apr. 19. 2011
松月寺の桜     満開  曇り
 今回は桜の撮影が主目的ではなく、友人と温泉1泊旅行であわら温泉に。
 翌日兼六園見物とこの松月寺の桜に。兼六園にも桜の古木があるが殆どが未開花だったが、松月寺は満開。

 しかし、町の中にあり建物や電線が一杯で、道路は車も結構多い。境内からでは面白い写真にならないし、天気の良い日に再度挑戦と言う気には・・・。


 慶恩寺のしだれ桜
(写真右)はすっかり花も散っていた。
apr. 21. 2011
伯先桜     満開  晴
 伊那路が見頃のようなので深夜に出発し、早朝にまず伯先桜に。

 この桜は個人宅の庭にあるので道路から撮影。狭い場所なので近くから見上げるアングルしかとることが出来ない。
 おまけに朝は逆光気味なので、ここは午後の方が良いかも。
宮ノの原のシダレザクラ     満開  晴
 この桜は主幹は折れて無くなったのだろうか、とにかく横への広がりが物凄い。
 正面から写せばパノラマサイズで、35mm版なら縦は半分いらない位だ。
 桜は道路の土手にある。こんな様子を見ると、島根の「海老谷桜」のように倒れないかと心配だ。
今泉薬師堂のしだれ桜     満開  晴
 ちょっとした子山のお堂の脇にある1本桜で痛みはかなり激しい。四方からの風雪に耐えてきた結果なのだろうが、残った枝には元気に花を咲かせている。

 改めて生命力の強さを感じるが、こんな風に生き残っているのは少ないのだろう。
栖林寺のしだれ桜     満開  晴
 ここはカメラマンには人気のスポットで先客もかなりいた。時には観光バスで大挙押し寄せてきそうな所なのだが、おかげさまで今日はそこまではいない。

 白壁の塀の脇にあり、外からでも中からでも絵になることも人気の理由だろう。
吉瀬のシダレザクラ     満開  晴
 広々とした田園の中に少しばかり小高い小さな頂きに墓地があり、その墓を守っている墓守桜がこの桜である。

 ここもカメラマンが多く、自分と同じで近くの栖林寺から流れて来るんだろう。
西光の枝垂桜     満開  晴
 この桜は一番美しいと感じられる樹形では正面に電線が横切り何ともしがたい。
 今の時代電線を気にしていたらどうにもならないと言う考えもあるので、このカットは敢えて電線を無視した写真を使うことにした。

 ここも吉瀬からそれほど離れていないがカメラマンは少ない。みんな良く知っているということなんだろう。
慈福院のしだれ桜     満開  晴
満沢家のしだれ桜     満開  晴
 この2本の桜は狭い道路を挟んで斜め向かいにある。狭い町の中なので色んな物が邪魔になる。
 慈福院は桜のすぐ近くにミラーがあったり、満沢家は屋敷内には入れないようなので、道路から写すしかないが、まるで桜の中を電線が通っているようだ。
伊那三女の桜     満開  晴
 ここは根元は写らないがこのアングルが一番美しい。
 願わくは、右上の電線、奥の電柱がなければと思うが、まあ、許容範囲内。
中田島の桜     散り始め  晴
 残念ながらピークは過ぎ全体は赤っぽくなっていた。

 リンゴ畑の後方の山にあり、根元付近は近寄れないようだが、持ち主らしき人の話では、最近周りを整備しつつあるようだ。
 この方の家はリンゴ畑の隣、すなわち桜の前方にある。桜に近づくにはリンゴ畑か庭を通らなければならないが、こころよく通していただいた。
原田の桜     満開  晴
 この桜は道路の真ん中にあり、まるで中央分離帯のようだ。
 こんな様も時々みかけるが、多くは切り倒され、こうして残っているのは数少ないのだろう。

 桜は満開。根元には石仏もある日本の原風景。道路の真ん中と立地条件は悪いが、元気に生き残って欲しいものだ。


 同じ松川町の円満坊の桜はもう葉桜だった。
笹見平のしだれ桜     満開  晴
 一番のピークは過ぎたんじゃないかとも感じられるが、まだまだ綺麗に咲いていた。
 この桜は樹齢は300年と言うことだが、支柱もなく、やや離れた下の道路から美しい姿を写し撮ることが出来る。


 木門虚空蔵堂のしだれ桜も葉桜。
 良くあることだが距離的にはそれほど離れていないのにこうも違うとは。つくづく効率が悪いと感じる。
瑠璃寺の桜     散り始め  晴
 伊那市からは大分南下し、飯田市に近づくと桜はさすがに早そうで、ピーク過ぎが多くなってきた。
 残念だがここはピークは過ぎて、頂部は満開なれど、下の方はかなり散ってしまい、葉も目立っていた。
 しかしこの桜、このアングルからは大変美しい姿だ。


 高森南小学校のソメイヨシノ
(写真右)は校庭の周りを数10本の桜がぐるっと取り囲んで壮観だが、見頃は既に過ぎていた。
松源寺の桜     満開  晴
 静かな田園の中にある1本桜。
 花見物客もいず、後方には残雪の山も見え、青空のもと、のどかな春の1日を満喫できるところだ。
市の沢の彼岸桜     散り始め  晴
 中央道の脇の山の中腹にあり、知っていれば高速道路からも良く見える。

 花は散り始めてしまったようだが、前には花桃も満開。様々な花が咲きそろう東北を思いだす。
 カメラアングルは高速道路の路上からが一番のようだが、これは叶わない。
apr. 24. 2011
光林寺のしだれ桜     満開  晴
 21日は伊那地方だったが、今度はもう少し北の長野市まで行き、ここから南下することにした。

 長野市は篠ノ井の光林寺から。ここには数本の枝垂れの古木があるが、山門前のこの桜が一番のお気に入り。樹勢も旺盛で花付きも良い。
天照寺のしだれ桜     満開  晴
 光林寺からそれほど離れていない所の天照寺には、墓地の後に大きな樹があり、今の時期目立つことは確かだ。
 しかし、まだ若い木で、このくらいの物は数えたら切りがない。(ここはいずれ削除するつもりだが、暫らく載せておきます)
開善寺の枝垂れ桜     満開  晴
 篠ノ井から松代に行き、最初に善徳寺に行った。しかし、ここには見るべき桜は無かったのでパスし、気を取り直し開善寺に。
 この寺には古い経蔵があり、これは400年以上前の貴重な建物らしいが、この経蔵の脇に桜がある。
 しかし、この桜は400年の古木には思えない。

 続いて「三島神社の枝垂れ桜」に行った。この桜は今日一番の古木だったがまだ2〜3分咲き。上手くいかないものだ。
信広寺のシダレザクラ     満開  晴
 山門の手前にあり、満開の桜は参拝者を暖かく迎えているようだ。
 樹勢も旺盛、花付きも良い。
 惜しむらくは後の電柱や電線。これが無ければ申し分ないのだが。

 更に車を走らせ大布施の彼岸桜に向かう。走行中、高度が上がってくるので、桜はまだ早くは無いだろうかと不安になったが、不安適中、桜はまだ蕾状態だ。
義仲桜     満開  晴
 岩谷堂観音は多くの桜があり、駐車場脇で義仲桜を尋ねたが良く分からなかった。地元でも関心のない人は知らないんだろう、とにかく探そうと、急な石段の参道を上がるとすぐに見つかりはした。
 建物は邪魔になるが場所も無いのでこんな写真にしかならなかったが、上から見ても美しいとか・・後で知ったけど。(本当だろうか)
阿鳥川神社のしだれ桜     満開  晴
 静かな佇まいの神社の1本桜。
 少し前に写されたと思われる写真では、花付きが良く見えるが、今年はそれに比べると何となく寂しい。
 今年は裏年なのか、それとも樹勢が悪くなってきたのか?
卒塔坂のひばり桜     散り始め  晴
 ここも以前は葉桜だったが、今回も散り始め。2〜3日遅かったようだ。
泉孝太郎のしだれ桜     満開  晴
 一瞬、かの政治家が思い浮かんだが関係無いようで、安曇野に伝わる伝説上の人物で龍の子供らしい。

 桜はアルプス公園内、まきば山荘の近くにある。
 アルプス公園は休日と言うこともあり賑わっていて駐車に苦労したが、幸いこの桜を近くにまで来て見る人は少ないようだ。
白姫の神代桜     満開  晴
 松本の市街地を横切ることになり渋滞に巻き込まれてしまい、移動に1時間ほど費やしてしまった。
 おまけに、持参した地図の場所には桜が無く、少し離れた所にあった。

 この桜も良くあるパターンで、根元から見上げるしかすべがない。こんなシーンは自分は一番苦手で撮影意欲も萎えてしまうが、桜は神代桜と言われるくらいで堂々とした樹だ。
山形小学校のしだれ桜     満開  晴
 校舎の前にある立派なしだれ桜だが、この時間、校舎の影になっている。ここは日の高いうちが写し頃のようだ。

 最近は学校への立ち入りは困難で、撮影のために立ち入るには許可がいるが、今日は生徒と話したら、大丈夫だよって・・・。
 言葉に甘えて撮影したが、これって本当はまずい!!!!
盛泉寺のしだれ桜     満開  晴
 鐘楼の脇にある桜で、桜はまだ若いがカメラマンには人気らしい。このくらいの樹齢の方が見えは良いので、特に古木にこだわりがなければ申し分のない桜ではある。

 ここもすでに日陰。機会があれば持っと早い時間に撮影したい。
apr. 29 2011
乙事しだれ桜     六分咲き  晴
 富士見町には5〜6本の古木があるが、ここの桜は他よりもやや遅咲き。
 近くには若い木もあるが、この木に比べても開花は遅い。
 主幹は既に欠損し、脇枝が少しあるだけだが、残った枝は元気に花を咲かせている。
葛窪しだれ桜     満開  晴
 この桜はもう満開。
 乙事のしだれ桜と同じように主幹は途中で無くなっているが、乙事より枝は多く、花付きも良い。
 アップした写真は後方に建物が写り込んでいるが、樹形はこのアングルが自分には一番美しく見えた。
田端しだれ桜     満開  晴
 墓地の中にある墓守桜だが、すぐ近くにも桜とこぶしの木がある。
 古木はやはり痛みが激しく枝も少ないが、後方の桜は元気な大木。この桜とこぶしの木はすぐ近くにあり2〜300年すれば合体して1本の木になりそうだ。
高森墓地のしだれ桜     満開  晴
 高森観音堂と高森墓地は昨年写もしたが、墓地の方は昨年は夕刻で空も白っぽい写真だったので今回差し替えることにした。
 観音堂の方花見客がチラホラいたが、墓地の方は去年も今年も誰もいない。すぐ近くなのだけど、物好きは少ないということかな?(笑)
古御堂の枝垂桜     満開  晴
 大変元気な樹で上にも大きく伸び、枝には支柱も必要ないようだ。
 しかし、斜面に生えているので危なっかしい。ある日突然倒木、なんてならないように祈るばかり。
下菅沢の祖霊桜     満開  晴
 広々とした田園の中の墓地にあるので遠目からでも良く目立つ。
 樹形も美しいし、周りには六地蔵や水仙の花が。ただ、開発が進んでいる場所のようで、アパートや企業の事業所などが新しく建築されている。
忠恒桜     落花盛ん  晴
 諏訪湖の湖畔に来たら開花も早いようで、この桜はもう落花盛んという状態で見頃は過ぎていた。
 大坂夏の陣に出陣した、時の藩主忠恒が持ち帰ったと言われているが、桜事態はそんなに古くは見えない。(自分の見方もあてにはならないが)
高木のしだれ桜     落花盛ん  晴
 諏訪湖を見下ろす高台にあるが、この桜も開花は早い。
 樹勢は旺盛、枝ぶりも良いので満開時にチャレンジしたい桜だ。
武居桜     落花盛ん  晴
 これはまた劣悪な環境の下にあり、気の毒でもある。
 道路脇にあるのだが、電線や電柱は勿論、民家もあるし、根元にはホースの格納箱も。ワイヤーで吊られているようだが、脇は道路なので万が一の倒木時に事故が起こらないような措置のようだ。
湊・船魂社のしだれ桜     満開  晴
 ここも湖畔なのでもう遅いだろうと思っていたら、意外にもまだ見頃を保っていた。
 雄大な樹で神社の境内でことさら存在感を感じさせる。一番の見頃時に再度訪れたいと思う。
小坂中村地籍のシダレザクラ     満開  晴
 船魂社からは近い場所にあるが、大変狭い町の中で車の置き場にも苦労する。
 桜のある場所も狭く、桜の樹も大きいことも重なり、17mmの広角レンズでも全てが収まらない。
香住寺の枝垂れ桜     満開  晴
 辰野町に入ると湖畔より開花時期が遅いようで何とか見頃を保っていた。
 辰野町は保護樹木という指定があり、当寺の桜も指定を受けていて表示板がある。写真左奥の根元に表示板があるが右側の桜も相当な古木。
 丁度居合わせた人にどちらが指定樹か聞いたが両方ではないかと???
神明神社の頼朝桜     満開  晴
 神社の御神木、周りはロープで囲われ立ち入り禁止になっている。
 主幹は途中で欠損し、折れ口はブリキが張られているが、脇枝からは元気に花を咲かせている。
明光寺の枝垂れ桜     散り始め  晴
 この寺は神明神社のすぐ近くで、桜は保護樹木ではなく天然記念物の指定。
 やはり天然記念物だけあり見ごたえはあるが、残念ながら他の樹より早咲きのようで散り始めていた。
薬王寺の桜     満開  晴
 この寺には数本の桜があり、どの桜も確かに大きな樹だが古木とは言い難い。
他にあるのだろうかと探したが見当たらず、逆に表示板があったので、この木(もしくはこの木の周りの数本)が保護樹木である。
 このくらいの桜は他の地でも数えきれないほどあるが・・・。

 南箕輪村の北殿のエドヒガン桜は大丈夫と思っていたら、なんと葉桜。
興禅寺のしだれ桜     満開  晴
 気を取り直し、思い切って木曽方面に来てしまったが、去年も行った木祖村の田ノ上、菅と木曽町の小坂のヤマザクラはどれも未開花だったが、興禅寺は見頃でほっと一息。

 木曽義仲のお手植え桜が、昭和2年火災で焼失したが、根元から芽が吹き出てきた桜で、「時雨桜」と呼ばれ、傘のような樹形が美しい。
 境内は大変狭く撮影は難しい。掲載したカットは、なるべく高い場所を探して写した1枚である。

 この後大滝村の鳳泉寺に電話して照会したがまだちらほら咲きのようなのでパスし、19号線沿いの上松に行く。
新田墓地のしだれ桜     落花盛ん  晴
 この桜も痛みが激しい樹で、樹高は高いものの枝はとても少なく、花付きも悪いようだ。
 樹高が高いからなのか、二つに分かれた一方の頂部は満開なのだが、他の枝には花は殆どなかった。
 一番の見頃はどんな風か?、機会があれな見てみたい。
玉林院天神山のしだれ桜     散り始め  晴
 新田墓地から近いので心配していたが、こちらはまだまだ見頃を保っていた。
 小高い場所にあり下の道路から見上げるとまさしく威風堂々。木曽路の名木にふさわしい姿だ。
may. 4. 2011
千鳥別尺の山桜     満開  晴
 この時期はどうしても東北方面に出かけるので、西日本の遅咲きは撮影したことが無かった。
 今年は地震の関係で東日本は見送っていたので、やっと撮影の機会ができたのだが、生憎見頃がゴールデンウイークとなってしまい、往復に時間がかかってしまった。

 この桜は南向きなのでどの時間でも撮影は可能のようだが、いかんせん人気の桜、花見客やカメラマンも多いのでお勧めは平日早朝か。
馬場が原の桜     満開  晴
 この桜は千鳥別尺の山桜の近くで、県道12号線を東条の市街地に向かえば道沿いにある。
 主幹は根元から大きく曲がり特異な樹形であり、脇枝には元気な花を咲かせている。
 桜の東側は小高い森で、早朝は朝日が当たらない。自然な花に色を出したいのならトップライトに時間が撮影に向いていそうな気がする。
 時々あるが、「早起きは三文の徳」とは言い切れない桜である。

 この後円正寺、金秀寺に。円正寺の2本の枝垂れ桜はもう終わり、本堂裏の江戸彼岸は散り始め、金秀寺は満開であったが、生憎の黄砂で空の色が綺麗に出ない。せっかくの快晴なのに残念だ。

 庄原市は合併して大変広い市になった。市内には多くの古木があるが、多分殆どが見頃を過ぎていると思うので、北広島町に向かったが、国道432号線を走行中古木を見つけた。
 旧比和町の森脇と言う所の
城福寺(写真右)と言う寺で、花期は過ぎていたが思わずカメラを取り出した次第である。
石橋正光屋敷跡枝垂れ桜     満開  晴
 北広島町は5本の古木を把握しているので、円立寺から回ったが、標高の低いと思われる円立寺の枝垂桜(写真左)は既に葉桜。

 石橋正光屋敷跡枝垂れ桜は見頃。チラホラと見物客やカメラマンもいる。
 ここは水が張られた田んぼに写った写真が定番のようで、数人の先客カメラマンが陣取っていたので中に入れて頂いた。
 千鳥別尺も同じような写真が定番だが、桜の時期は遅くても、逆にそんな所は田植は早く、田んぼに投影された桜は結構撮れる場所は多そうだ。
長沢の枝垂れ桜     満開  晴
 この桜は結構賑わっていて、地元では人気の桜のようで、確かに絵になる風景だ。
 ただ、残念なのは黄砂で空はすっきりとした青のならないし、この時間になると花の色まで影響を受けてしまうようだ。
地久院跡の枝垂桜     満開  晴
 ここは空に抜くしか写しようも無いので、もろに黄砂の影響を受けてしまう。
 帰宅してからレタッチで色々操作したが、自分の技量では思うような結果にならない。この時期に西日本には当分これそうもないので残念だが、この地方の黄砂はもう宿命。
 最近では東海地方も時々影響を受け、自宅でも気になる時もあるし、三日ほど前は、友人が富士山が山ろくでも見えないと言っていた。

 この後
原田邸の枝垂れ桜(写真左)に行ったが、ここはまだ蕾。まだ残雪もある位だから仕方ないが、青空は一番綺麗だったなんて皮肉なもんだ。

 気を取り直し廿日市市の
大虫の枝垂れ桜(写真右)に。
 ここは大丈夫だろうと思っていたが、ここも終わっていた。三十数キロも先だったのに残念だ。

 これで撤収することにしたが、帰路旧筒賀村の井仁棚田に寄り道した。最近は道案内も至る場所にあり便利になったものだ。
 ここの棚田もそこそこ維持されているようで、農作業も始まっていた。
may. 9. 2011
田ノ上観音堂のシダレザクラ     散り始め  晴
 今日は4月28日に行った木曽路の遅咲きを目指した。(雑用やら、天気の関係でもう2〜3日早く来たかったけど)

 一番の目的はこの桜だったが、散り始め。しかし、自分的にはギリギリ許容範囲。ここは3回目にしてやっと見頃に巡り合えたが、写真的には難しい場所だ。
 境内は狭くて引きは無いし、電線も何本か走っている。
 アップした写真は東側の山を通る道路から。
 電線、フェンス、社務所だろうか桜の横の建物、おまけに窓のカーテンは破けているけど、観音堂と桜の組み合わせは雰囲気がある
田ノ上のど根性桜     散り始め  晴
 この写真を撮影した道路沿いにも桜の古木があり、田ノ上ど根性桜なんて言う看板がある。
 どの桜かははっきり分からないが、数本の中ではこの桜が一番の古木なので、多分間違いはないだろう。

 この後菅のエドヒガン、木曽町の小坂のヤマザクラと回ったけどなんと既に葉桜。10日前は蕾だったので大丈夫と思っていたが・・・。
鳳泉寺の枝垂れ桜     散り始め  晴
 ここも3回目くらいだろうか、やっと見頃に巡り合えた。
 寺の奥さんが言っていたが、今年は寒さの影響だろうか、蕾が半分くらいしか開かなかったとか。まだ五分咲き位に思っていたら昨日には葉が出てきたと。
 狭い境内で撮影しずらい場所だが、機会があればまた挑戦したい。

 国道19号線沿いはもう見頃の樹はなさそうなので、100キロくらい先の阿智村の浪合に向かったが、結果的にはここも見頃が過ぎていた。

 まず浪合小学校のあおいの桜。(この桜は2〜3年前まで知らなかった)校舎の玄関脇にあり明治16年、学校建設時に植栽との案内板がある。

 続いて御所桜に。御所桜は新旧2本あるようだ。今迄旧の御所桜はよくわからなかったところ、最近友人のサイトでふれあい館の下にあると知った。
 最初、ふれあい館の職員らしき人に聞いたらこの人も旧の方は知らなく、別の人でやっと分かったほど旧の方は知られてないようだ。
 旧の方は殆ど葉桜、新しい方も終わり間近かの状態。今では新御所桜はライトアップまでしているようで、何基かのライトが設置してある。
jun. 1. 2011
誠諦寺の桜     満開  晴
 5月30日に小樽の天狗桜に行ったが残念ながらもう葉桜。26日に満開だったのだが、北国の桜は見頃の期間も短い。

 小樽から羅臼までは1日ではきついので31日は滝上町の芝桜や上湧別のチューリップ公園で花めぐりして一日かけて斜里町に。
 ここで1泊して知床横断道路経由で羅臼に着いた。
 知床横断道路も夜間は通行止めなので、羅臼に着いたのはかなり日も高くなってから。

 誠諦寺には数本の蝦夷山桜があるが、それぞれ微妙に開花時期が違っている。中でも入口の樹が一番早咲きのようでかなり葉が目立っているが、本堂前の樹は一番の見頃だ。
戸長の桜     満開  晴
 役場庁舎の前にあるチシマザクラで桜の横には案内板もあるが、小さな樹形なので、これが目指す桜か一抹の不安を感じた。
 今日は平日なので職員に聞いたが、なんと職員も知らないようで他の人に聞いていた。桜めぐり人には興味のある桜だが、普通には興味の対象ではないようだ。
川北中学校の桜     満開  晴
 学校の農場脇にあるがかなり傷んでいて、花をつけている枝は少ない。樹齢はかなりのようで幹も太い。

 この後、中標津町の俣落小学校の桜、別海町の試作場の桜、野付小学校の千島桜、
と回ったが全て見頃を過ぎていた。
測候所の桜     散り始め  晴
 測候所の桜は何とかセーフ。遅い春の桜が散り始めているのは何となく侘びしいが・・・。

 これで今年の桜めぐりは終わり。東北は余震も続き、原発事故も終息は目途も立たないので結局どこへも行かずに終わった。
 太平洋側はあまり行ってないが、どうなっているか気になれどもとにかく一日も早く平穏を取り戻して欲しいと遠くから念じるばかり。