鉄 道
「ドクターイエロー」とは、東海道、山陽新幹線の線路や架線の状態、信号電流の状況などを検測しながら走行し、新幹線の軌道・電気設備・信号設備を検査するための事業用車両の愛称である。 正式には「新幹線電気軌道総合試験車(しんかんせんでんききどうそうごうしけんしゃ)」と呼ばれ、7両編成である。 JR東海に所属するT4編成、JR西日本に所属するT5編成の2編成がある。いずれも923形で各編成は微妙な違いはある。(「ドクターイエロー」と呼ばれるのは、車体色の黄色に由来している) ちなみに、JR東日本は「East i(イースト アイ)」と呼ばれる列車が同様の役目をしている。 検測は「のぞみ」、「こだま」がありそれぞれの停車駅に停車する。 通常検測は、「のぞみ」検測は月3回、「こだま」検測は年8回くらい走行し、1日目は東京から博多まで下り、翌日上るのが原則のようである。通常検測以外にも、試験走行、回送等での走行もあるが、走行日、ダイヤ(ダイヤは臨時列車のスジ)とも通常検測を含めて非公開である。 なお、JR東海の在来線には「ドクター東海」と呼ばれている検測車もある。 上りの番外にはイースト アイやドクター東海他を掲載してあります。 |