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花巡礼 名桜古木撮影記(2005年)

撮影日 撮 影 市 町 村
apr 02 2005 静岡県伊豆市
apr 07 2005 高知県仁淀川町
apr 08 2005 高知県仁淀川町
apr 09 2005 香川県まんのう町、高松市、徳島県つるぎ町
apr 10 2005 香川県まんのう町、高松市、徳島県つるぎ町
apr 16 2005 山梨県北杜市、山梨市
apr 17 2005 長野県松本市、駒ヶ根市、中川村
apr 24 2005 ぎづ県下呂市、郡上市
apr 29 2005 山形県長井市、白鷹町
apr 30 2005 山形県白鷹町、中山町、寒河江市、大石田町
may 01 2005 岩手県盛岡市、花巻市
may 02 2005 秋田県仙北市、岩手県雫石町
may 03 2005 福島県古殿町、南会津町、会津美里町、磐梯町
may 04 2005 栃木県日光市、群馬県片品村

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2002年
2001年
以前
 古木には殆どが名前がついていて土地の人々との深いかかわりがある。そんな由来の説明や桜への自分の思いに加え撮影ガイドを記載してあります。
 桜の名前をクリックすると写真にジャンプします。
apr. 2 2005
法泉寺の枝垂桜     八分咲き   曇り
 今年は開花が遅れ3月の後半から苛立ちの日々であったがやっと見頃を迎えた。と言ってもまだ早咲きの極一部の樹だけ。我が家から日帰り圏の桜は伊豆市(旧天城湯ヶ島町)の法泉寺くらい、身延山も昨日開花で見頃はまだ数日先。
 法泉寺の桜を写したら後は伊豆の滝巡りの予定で朝一番に着いたのだがここはあいにく朝は逆光。天気も正しく花曇、花は満開間近かなのだが過去に樹勢が衰え枝ぶりも貧弱、引きも少なく思うように写真は取れない。そこで順光になる午後、再び訪れたのだが綺麗な青空には程遠い。枝が少ないのでボリュームに欠け、白っぽい空に溶け込んでしまう。
 この樹は快晴の午後が撮り時、また機会があれば取り直しなんだが寂しい花付きなので意欲も・・・。ライトアップもしているようだが、そんなことより樹を大事にして樹勢の回復を図ることが優先なのでは、と思うのは自分だけ?
apr. 7 2005
ひょうたん桜     満開   曇り
 天気予報では午後から晴れであったので午前中は日本の滝百選の「龍王の滝」、「大樽の滝」を写してひょうたん桜に到着した。国道33号線の吾川村役場付近に桜公園への案内板もあり迷うことはないだろう。
 予報に反し太陽は結局顔を出さなかったので、ライトアップを写してここの駐車場で一晩明かし明日にかけることにした。何と言っても今回のメインなのだから。
apr. 8 2005
ひょうたん桜     満開   曇り時々晴れ
 今日の天気予報は一日中晴れ・・・。なのにここは曇り空。標高が高いからなんだろうか。8時近くなっても芳しくないので一旦隣の仁淀村の桜を撮影に行く。
 9時半頃戻る。駐車場も大分混雑してきた。明日は土曜日なのでもっと込むだろう。
 天候も相変わらず。今日も太陽はでないのだろうか。出来れば今日撮影したいのだが。と思いつつ撮影の準備。やがて雲の切れ間から時々日が当たる、そんな状態になってきた。日の当たる瞬間に邪魔なカメラマンや観光客の写り込まないシーンを待つよくあるパターンになってきた。本当はさっさと写して移動したいのだが。
 まあなんとか撮影出来た頃、また雲が厚くなってきたので少々名残惜しいが切り上げることにした。

 旧久万町の「法蓮寺のしだれ桜」はまだ咲き始めたばかり。途中の旧柳谷村の「西村大師堂のしだれ桜」も同じ状態だったので、内子町や大洲市は電話して開花状態を聞けばどこもまだ見頃になっていないようだ。時間的にもう遠方には行けないので今日は終わりにし、松山自動車道の川内ICに向かう。明日の予定は香川、徳島。
 気のせいか、四国は開花状況にかなりバラツキがあるようで効率も悪い。南国だからなのだろうか。
市川家の枝垂れ桜     満開   晴れ
 ひょうたん桜から30分くらいだろうか。この樹はまだ若いのだが美しい樹形で地元では人気の桜のようだ。
中越家の枝垂れ桜     五分咲き   晴れ
 市川家から数キロ上ったところにありこちらはまだ五分咲きというところか、全体の姿がかなり赤っぽい。
 庄屋の庭の中にあり、屋敷は垣根で囲われているため根元は写せない。また、一緒に植えられている杉の木がうっとおしいが、こちらも立派な木で切るわけには・・・。
apr. 9 2005
長谷のヤマザクラ     満開   晴れ
 昨日は愛媛県内の桜の撮影を諦めて香川県に向かい高速道路のSAで泊まった。今日の一番は琴南町の桜なのだが、三頭越トンネルから4キロ位の長谷から吹佐古への分岐点が良く分からなく少し迷ってしまった。
 この桜は大分衰えてしまっている。山の中にあり邪魔なものも少なく絵になる場所にあるのに残念だが、こういう場所にある桜はシャッターを切るのが楽しくなってくる。
東地のウバヒガン     満開   晴れ
 塩江の町に入ったら塩江保育園の場所を尋ねるのが一番早く桜を見つけられる。
 長谷のヤマザクラの樹勢の衰えが衰えと思えないほど衰えてしまっていて、ほんの数本の小枝に申し訳ないように花が付いている。昨年福島県大玉村の馬場桜の衰えを見て、「長い間ご苦労さん。もう頑張らなくてもいいよ。」なんて思ったがこの樹もそんな感じだ。
 地元も諦めているのだろうか、隣に若木が植えられている。2世として育てているのだろう。

 
2009年時点では枯死してしまって切り株のみが残っているらしい。
吉良の江戸彼岸桜     散り始め   晴れ
 国道438号線を忌部神社を目指せばよい。桜は鳥居の前の山の斜面にある。これはひょうたん桜と並ぶ四国の巨木だろう。素晴らしい樹形だ。
 正午頃到着したのだが、この時間帯は逆光になりフレア対策も施しようが無いくらいなので、今度何時来れるかも分からないし天気も良いので再度夕方撮影することにした。
 夕方は西側からの光線に美しく輝いていて、再度来て良かったと思ったりもした。花は満開をやや過ぎていたので機会があればまた撮影したい。今度は朝の光の中で写したいなんて欲も出てきたりするくらいの樹でもある。

 夕方までの時間は隣の美馬市(旧穴吹町)の2本の桜を撮影に行った。しかし穴吹の市街地から20キロ以上もある山間地で「内田のヤマザクラ(天神ザクラ)」はまだ早過ぎた。ここは車を置いて15分ほど林道を歩かなければならなかったのに。
 内田のエドヒガン(世の中ザクラ)は内田のヤマザクラ(天神ザクラ)とそれほど離れているわけではないが、案内板があるにもかかわらず見つけることが出来なかった。尋ねる人もいず、道は悪路、まだ咲いていないかも、また歩かなければならないかも、と悪条件は重なるはで結局諦めた。(この後30年ぶりの友人と会う予定もあったし)
apr. 10 2005
春谷寺の彼岸桜     満開   曇り
 昨夜は一気に四国から帰宅とも思ったが無理をせず吹田のSA泊。天気予報では西から雨模様なので真っ直ぐ帰るつもりだったが朝方は好天でこれは暫らくもちそうだ。ということで迷ったが天理まで出て三重県南部へ。結局これが失敗で着いた頃は天気も崩れて来た。(もう少し吹田に近い所にすべきだった。
 春谷寺は今回予定してなかったたので飯南町まできて役場で場所を教えてもらった。(小さな町は休日でも日直の職員がいる所もある。)飯南高校の近くでここら辺りまで来ると案内板がある。
 天候も大分悪くなり雲が多い。時々日が射すが空は青い部分が殆ど無い。寺の本堂から写すと桜の上部が白い空に溶け込んでしまうし、下から写すと空に抜けるのだがこれも溶け込んでしまう。よくあるパターンだが青空でないといかんともし難いが、青空ならスッキリした写真が撮れる場所でもある。

 この後石薬師の蒲桜に行ったが、ここも急の訪問で調査不足。自分のHPの所在地をカーナビにセットして来たら3〜4キロ離れた場所に着いてしまった。HPの所在地も何かからの転記なので仕方ないが。(今は修正してありますが、他の場所もあくまでも参考に留めてください。責任は負いませんので)
 埼玉の石戸の蒲桜と縁のある桜なので来てみたが、花は五分咲き程度だし、民家の建て込んだ集落の中にあり絵的にはいかんともし難い。天気がよく満開の時に再度、という意欲もあまり生じない。
apr. 16 2005
神田の大糸桜     五分咲き   曇り
 昨年来た時はもう葉桜になっていた。今年は見頃だろうと思ったが少し早過ぎたようだ。まだ五分咲きというところか全体がかなり赤っぽい。地元のカメラマンは早過ぎることを知っているんだろう、夜も開けきらぬうちに到着したが土曜日と言うのにカメラマンは意外と少なく、撮影場所の確保はなんの問題もない。
 天候も関東地方の一部を除いて晴れなのだが、ここは一部に当たったのか思わしくなく、甲斐駒もガスッテいる。
 観光客は早朝から多く、手前の水仙と桜、バックに甲斐駒ケ岳、こんなカットも見物客の写り込みを避けることは難しいが、いずれにしても再度チャレンジはしたい所だ。
 今日はここをメインに後は山梨県の東、旧三富村まで行き、夕方間に合えば再びここに戻る予定。
清光寺の糸桜     満開   晴れ
 実相寺の神代桜も今年は屋根を撤去したらしいので撮影したいと思っているが、満開を過ぎているし混雑しているだろうからパスし近辺の桜の撮影にした。
 最初は清光寺、ここは静かな所、先客のカメラマンが一人いたがゆっくりと撮影できる。
 樹はそれほどの古木ではないがまあまあの樹勢のようだ。
白州殿町の桜     満開   散り始め
 カーナビに所在地をインプットして探したのだが、この樹は個人の屋敷の裏庭にあり見つけるのに苦労した。(近くに道の駅がありここで教えていただいた)桜のある場所は大変狭く、電線や建物も写り込み絵創りは難しい。
 主幹は地上3〜4メートルの所までで上はなくなっているが、脇枝は想像以上に元気なようで花は沢山付いている。
本村の関の桜     満開   晴れ
 この桜も道案内は皆無でカーナビを便りに探した。カーナビも色々とあるのだが、地番が分かっていても住居がない場所はインプットできず近くの地番で探す。しかし、山中は大変広い場所もあり、かなり離れた場所が目的地になることも多い。結局、最後は人に聞いてやっとたどり着いた。
 樹勢は旺盛、雄大な樹で花付きも良い。
吉祥寺の新羅桜     満開   曇り
 午後になり旧三富村まで来た。ここから旧牧丘町の桜を写し、時間があれば再度神田の大糸桜のつもり。
 吉祥寺は狭い山間の集落にある。桜は境内にあるのだが境内も狭く撮影は桜の中(下)での撮影になる。こういう現場は好きでなく、自分は桜の全体の美しさ、特徴を表現したい。
乙ヶ妻の枝垂桜     満開   晴れ
 上の山集落を見下ろす小高い丘にあり、桜へは10数分歩く。
 乙ヶ妻と書いて「おっかずま」と呼ぶのだが、この桜も満開であった。丘の上で大きく枝を張る一本桜は凛々しささえ漂う程だ。これほどの桜なのに意外と見物客、カメラマンは少なく比較的のんびりと撮影できる。こういう樹は機会があればまた撮影したいと思う樹だ。
北原金峰山の桜     満開   曇り
 膝立の天王桜は昨年撮影したけれど、同行の写友は行ったことが無いので立ち寄ったがやはり開花前であった。(ここ4〜5年撮影は全て単独行だったが久しぶりに3人での撮影行)やはり神田の大糸桜が散り始めた頃が見頃だろう。
 金峰山の桜は大分痛んでいる。花の付いた枝も僅かで寂しい限りだ。花は可憐なピンク色なのに残念な状態だ。
 時間も午後4時半を過ぎてしまったこともあり青空も失せ、天敵の白い空の下での写真になったしまった。
洞雲寺の江戸彼岸桜     満開   曇り
 金峰山の桜の向かいに洞雲寺がある。
 寺には樹齢150年程といわれている古木が山門の両脇に2本、境内にも2本ある。この寺は桜より梅の方が有名で「八房の梅」という梅の木が3本ある。左の写真は当日写したがまだ梅の花も咲いていた。実が生っている様子はパンフレットで見たが、普通は一つの実なのに数個付いている。確かに変わっていて県の天然記念物にもなっている。

 出来れば、夕方「神田の大糸桜」再度に行きたいと思っていたが、やはり時間は足りずもう日も暮れかかってきたので本日の撮影は終わりにし、明日の目的地安曇野に向かうことにした。
apr. 17 2005
安養寺のしだれ桜     満開   晴れ
 昨日は松本駅近くのビジネスホテル泊。安養寺はチックインの前に下調べし、敢て早朝からの必要もないような状況なので7時に朝食を採り出発。
 松本近辺では人気の桜のようでカメラマンもそこそこに居る。花はやや付きが悪いというところか、こんな場合は順光で花にたっぷりと光線を当てたいところだが太陽を背に出来る場所は立入禁止区域。正午前後が一番良い時間帯かもしれない。
 氏子の人だろう、最近樹医が入り、枯枝を落とし、古い皮を剥がしたが果たして樹勢が回復するだろうかと心配していた。
 続いて三郷村の
南小倉のシダレヒガンに行ったがやはりまだ早すぎた。この辺りはまだまだなので駒ヶ根に向かうことにした。
蔵沢寺のしだれ桜     満開   晴れ
 駒ヶ根市のこの寺は桜の寺で、前方には中央アルプスを望む素晴らしいロケーションだ。
 しだれ桜は山門の横にあり塀に根が掛かってもいる。撮影の時間帯が悪く、花の一部が山門の影になってしまったが朝なら順光になりそうでもある。正面に中央アルプスが見えるのだが飛んでしまった。
 寺の入口にも古木があり、所詮2番手の樹で撮影する人は主役と比べて少ないが見事な樹である。
栗林の無名桜     満開   晴れ
 蔵沢寺から中川村に向かう途中暫らくすると遠目から美しい樹が見えるので立ち寄った。この桜は小高い丘の上に雄大にそびえている。(写真集の上の写真)
 車を置いたすぐ近くには、痛んではいるが小枝に綺麗な花を付けた桜があり、こちらは更に古そうだ。
 我々が持っているデータには無いので丁度居合わせた老婆に桜の名前を尋ねたが特に名は無いとのこと。住所は駒ヶ根市東伊那栗林とのことであった。
中西の桜     満開   晴れ
 案内板は全くなく近くまで来て役場に電話して場所を教えて頂いた。駒ヶ根方面からくれば牧ヶ原トンネルを抜けて直ぐに右折。3〜400M位先。
 町を見下ろす小高い所にあり、案内板には徳川時代の検地の際の目標になったと書かれている。
下平のしだれ桜     満開   晴れ
 牧ヶ原トンネルを左折し役場の方に向かうと下平の集会所があり、道路を挟んだ反対側に桜はある。役場の少し手前だ。
 桜と共にこぶしの花も咲いていた。
西丸尾のしだれ桜     満開   晴れ
 ここも集落名は分かっているのにカーナビで見つけられない。仕方が無いのでここは駐在所に駆け込んだが陣馬形山への道を進み途中で西丸尾に分岐するらしく、分岐点に小さな桜の案内板があるとのことだった。
 駐在所は奥さんが対応してくれたが、「西丸尾のしだれ桜」は知らないとのこと、「小池家のしだれ桜」のことではないかと言っていた。自分のHPでは「西丸尾のしだれ桜」と「小池家のしだれ桜」が載せてあったが、どうやらこれは同一の桜のようで西丸尾の小池家のしだれ桜のようだ。(現在は「小池家のしだれ桜」としてある)
 これは人気の桜のようでかなりのカメラマンや観光客がいた。山の斜面を背にした1本桜の脇に紫色のつつじが咲き、前には黄色いレンギョウが。時間帯も偶然良い時間に巡り合ったのだろう、斜光線に綺麗に浮かび上がっていた。(4時頃には日が陰ってしまう)
apr. 24 2005
白雲座のしだれ桜     散り始め   晴れ
 開花情報を頼りに出かけたのだが少し遅すぎたようだ。一気に散り始めたわけでもなさそうで、望むのはもう少し的確な情報。市町村合併で、きめ細かい仕事が出来なくなったのだろうが、写真を撮影してない開花情報はあまり信用してはいけないようだ。
 白雲座は重文にも指定されている農村歌舞伎の舞台小屋で、重厚な建物の脇にある桜の古木は趣のあるシーンを演出してはいるが、残念なのはガードレールを避けきれないこと。
 早朝で東の山の陰になり日は当たっていないが、見頃も過ぎているので待つことはやめ先を急いだ。
永養寺のしだれ桜     散り始め   晴れ
 国道41号線から美島橋を渡り左折し数分の三叉路になっている交差点にある。
 ここは予想通り散り初め、なんとか絵になる最後の日、そんな感じの状態だ。あまり広い境内ではないので樹全体を写そうとすれば建物の写り込みも仕方ない。
森山神社の桜     散り始め   晴れ
 国道41号線から美島橋を渡りしみずの湯方面に直進した場所にある。
 ここも花の状態は永養寺と同じ。半逆光の光線に照らされた桜は大変美しい。
四美のしだれ桜     散り始め   晴れ
 永養寺から森山神社に向かう道の途中から右に少し入った所にあるのだが分からず、森山神社の近くで尋ねた。
 満開から2〜3日過ぎたのだろうか、少し葉が出ているが沢山の花を付けている。樹形も美しく、一番条件の良い時に再度撮影したいとも思うほどだ。
 この後もう少し奥の小坂町まで足を伸ばし「無数原の桜」、「落合の桜」、「赤沼田の桜」に行ったがやっと咲き始め。「無数原の桜」はロケーションの良い所で樹を覚えれば国道からも遠望でき満開時に撮影したい。鳥居の両脇に桜が植わっていて右がお目当ての桜である。なお左右の樹の開花時期は微妙に違いそうでもある。
 無数原の桜から落合の桜への途中浄福寺のしだれ桜を撮影した。ここは以前撮影したことがあるが今日一番の見頃の桜でまあった。再訪の桜が一番の見頃とは皮肉なものだが、まあこういうことは多々あることでもある。
羽根白山の桜     散り始め   晴れ
 再び萩原町に戻り、国道41号線から飛騨大橋橋を渡り適当に走っていたら偶然見つかった。白山公園という公園にあり、樹は大きく小さな公園なのでので広角レンズは必須である。
 案内板には「蕾の多少により農作物の吉凶を占う世の中桜である。また、樹形より男女の良縁が叶えられる叶桜」と書かれていたが、樹形はよくわからなかった。
貴船神社のサクラ     満開   晴れ
 下呂の町の方に戻り旧馬瀬村の2本の桜を写し、せせらぎ街道で郡上にでることにした。貴船神社は国道沿いの中切小学校のすぐ近くにあり容易に到着できる。
 こちらは少し標高が高いのか、良く分からないが桜は見頃だった。4月29日が神社の祭礼らしく到着した時は集落の人が沢山神社にいて解散するところだった。幟を立てたり境内の掃除でもしたのだろう。
わさざのサクラ    満開   晴れ
 国道257号線、黒石のバス停の三叉路を右折して700mほど林道を進むと左手の斜面にある。
 樹勢は衰えていて枝も少なく花も申し訳なさそうに咲いている。人里離れた場所にあるからといっても痛むのは別なのだろうか。単純に考えれば、根元を踏みつけられることもないので元気に育ちそうなのに、なんて思うのは素人考えなのだろうか。
善兵衛桜     散り始め   晴れ
 明宝の道の駅正面200m位の地点にあり、探すのにあまり苦労せずに済む。
 桜のある反対側の川原からローアングルで空に抜くと背後の邪魔なものが隠れることになり、スッキリとした絵になる。道の駅の混雑振りとは対照的に見物人も少なく、落ち着いて撮影できる。

 次に藤路の桜。場所は白鳥の町から油坂に向かうループ道路を上り切った所から集落に入るのだが、分かりずらいのでループを回り切った辺りで尋ねるのがてっとり早い。
 以前訪れたことがありその時は既に葉桜になっていたが、今度はまだ開花前のつもりだったのに予想に反して咲いていた。しかし花は少なく葉も目立つのだが地面に花びらは落ちていない。地元の人の話では「うそ」の食害にあったらしい。こればっかしはしょうがないようで来年は襲われないことを祈るばかり。来年襲われなければ今年お休みした分見事に咲くだろう。


 白鳥にはもう1本「善勝寺の桜」という名木がある。こちらは白鳥の奥の方で「藤路桜」とは開花時期も違いやっと一〜二分咲きというところだった。


 今日は予想してはいたものの最高の状態の桜には遭遇できず、疲れも倍増もの。帰路のルート沿いにある旧八幡町内の「春日神明神社の桜」(左の写真)を確認して終了にした。
 
「春日神明神社の桜」は、午前中なら順光で邪魔なものの写り込みは無いアングルが取れそうだ。開花は早そうで全くの葉桜だった。
apr. 29 2005
久保桜     満開   曇り後晴れ
 今年はサクラの開花が遅れ置賜桜回廊の桜がゴールデンウイークまでずれ込んだので思い切って東北にやって来た。東北は昨年に続いてだが昨年は三春の滝桜に狙いをつけていたので今回は対象となる桜は全く異なる。

 最初は長井市の「カスミ桜」に寄ったがこの桜は遅咲きで勿論蕾である。置賜桜回廊には白鷹町に遅咲きの御衣黄桜があるがこの桜とも開花時期は違うのだろうか。いずれにしても開花時に撮影したい桜である。

 「久保桜」は見頃を迎えていた。観光客も多く駐車場も混雑してはいるものの、三春みたいな大混雑ではない。交通案内の人も多くいるが駐車場は無料である。
 やはりここもライトアップをしていて四方にライトが鎮座している。写真を撮るには非常に目障りだ。たしか、下呂の苗代桜は目立たないように緑色のカバーで覆われていた。こんな工夫をしている所は殆ど無く感心したことがあった。ただライトアップそのものが桜に好ましいことではなく、今の世代の金儲けのための行為は見直ししないと・・・。今の世代のものだけの桜ではないんだから。 この桜は北から見るのが一番美しいが、光が十分に回る時間は観光客が途切れない。人物の写り込みは覚悟して満遍なく光があたった写真か、半逆光で人を避けた写真かどちらに狙いをつけるかということになりそうだ。(掲載写真は翌日の早朝、観光客の少ない時間のものです)
草岡の大明神桜     満開   晴れ
 置賜桜回廊は桜への道案内も至る所にあり、ポイントで見落とさなければ迷うことは無いし、例え迷っても比較的狭い地域内のことなのでロスは少なくて済む。
 この桜の場所は写真的には魅力はない。後ろはビニールハウスが入るし、前は梢が邪魔でポジションが限定される。
白兎の枝垂桜     満開   晴れ
 一時樹勢が衰えたことがあるのだろう、枝が少なめのよくある樹形だ。しかし、今は元気なようで綺麗な花をつけている。
釜の越桜     満開  晴れ
 「釜の越桜」は白鷹町のメインの桜、やはり観光客も多いが「久保桜」でも思ったが気の遠くなるような渋滞もなく駐車場に入ることができる。自分の思いは三春も置賜も同様なのだが一般的にはそうでもないようだ。
 ここもライトアップしていて設置されたライトは邪魔者そのもの、何ともし難くアングルが制限される。近くには若い木も植えられているが、若いだけ元気で目立ち本命の桜とのバランスも考える必要もある。(この桜の掲載写真は天候も翌日の方が良かったので再撮影したものです)
薬師桜     満開  晴れ
 「釜の越桜」の近くで歩いて見物するコースも設定されているが車で移動した。
 引きはないし、見物用の木道が桜の周りを一回りしていてシャッターチャンスはここも忍耐、忍耐。(この桜も翌日撮り直したものです)
十二の桜     満開  晴れ
 この桜は駐車場へ向かう道路からロングで撮影できるが、やはり観光客の写り込みを避けるのは困難である。
山口奨学桜     満開  晴れ
 この桜は推定樹齢100年との資料があるが、桜は50〜100年位が一番見ごたえがある。ここは枝を支柱で支えているが支柱のお世話になる寸前の桜に美しさを感じるものだが。(自分だけ?)
子守堂の桜     満開   晴れ
 この桜も樹齢1000年と言われている。比較的狭い地域に1000年急が数本。改めて感動ものだ。
 下から空に抜いたが残念ながら少々雲が多めだった。もう少し青空が広ければもっと締まった写真になったはず。
赤坂の薬師桜     満開   晴れ
 短い距離だが急坂を登りきった峠の脇に小高い丘があり、この丘を独り占めし堂々と咲いていた。樹齢も970年あるが昭和初期に火災のため半分焼けてしまったそうだ。
八乙女種蒔き桜     満開   晴れ
 最上川を越えた役場側の八乙女八幡神社の境内にある。
 午後4時半になり、日差しも神社の木立に遮られてしまい桜の花の色もややくすんでしまったようだ。できれば正午前後が写し時か。なお、神社前の道路は狭く路上駐車は不可。少し離れた場所を探すしかない。
称名寺阿弥陀堂の桜     満開   晴れ
 祥妙寺も八乙女八幡神社の近くの役場側にある。
 こちらは開けた場所にあり、一日中日当たりは良さそうで撮影時間の制限も少ない感じだ。
殿入り桜     満開   晴れ
 「久保桜」に到着した頃は雲っていたが天候は回復するはずなので結局昼頃まで「久保桜」にいた。そんなこともあり桜回廊の桜は効率よく周れるけど「原の枝垂桜」と「殿入り桜」が残った。この2本は近くにあり、まず「原の枝垂桜」に行ったのだが既に日陰になっていた。この桜は東側が開けているので明日の朝に撮影することにして今日最後の撮影は「殿入り桜」にしたが、この桜は西陽を受け美しく輝いていた。
 昨夜午後8時頃出発しての東北弟1日目だけど時間もあるので「久保桜」と「釜の越桜」のライトアップを見物にいった。自分自身はライトアップは好まないので撮影はデジカメで少々。デジはRAWで撮るとホワイトバランスを後で調整できることから、主目的はデータの収集。デジのレタッチは目下勉強中なれど中々身が入らない。
apr. 30 2005
原の枝垂桜     満開   晴れ
 昨日パスした桜で「久保桜」を再撮影して訪れたがやはりここは午前中が撮り時。先客のカメラマンが2人いたが「殿入り桜」とここは「釜の越桜」から離れているので人も少なくのんびりと撮影できる。
 この桜を写した後、「釜の越桜」、「薬師桜」を再撮影して山形市内に行った。山形市内は平泉寺に行ったのだがやはり葉桜であったので市内は諦め「お達磨の桜」に向かうことにした。
お達磨の桜     落花盛ん   晴れ
 置賜では早くから開花していて心配ではあったがなんとか間に合った。いわゆる落花盛んで風が吹くと花吹雪。こんな状態も乙ではある。
 「お達磨の桜」は県の天然記念物の指定を受けているが、指定木は2本あるのか夫々の木に説明の案内板がある。最初は左の写真の木が目に入り、本等で見る木とはかなり樹形が違うのでおかしいなと思ったものだが、3本の桜を挟んでもう1本ある。こちらは見覚えのある樹形、安心したものだ。

 ところで、ここはすぐ近くが高速道路である。撮影中盛んにサイレンが鳴ってパトカーや救急車が高速道路を走り回っていた。自分のカーナビも高速道路に×マークみたいな物が表示されていた。後でラジオにより知ったのだが死亡事故が起きたようだ。自分も昨年大事には至らなかったが桜の撮影で事故に遇ったので気を引き締めないと・・・。
種蒔きザクラ     満開   曇り
 昼も過ぎたのであまり遠方には行けないので近くの桜を撮影ということにし、寒河江市の「種蒔きザクラ」を撮影した。この桜は国道を走行中に難なく見つかったが、撮影条件は悪く、空はしっかりと「白魔」になっていた。立地条件もあまり良くなく家が建て込んでいる一角にあり、天気の良い日に再度と言う気も起きない。
 国道112号線を少し戻った所に大きな道の駅「さくらんぼの里」があったので引き返す。条件の良い日は昼食は極簡単に済ますのだが、今日はもう良くなる見込みは少ないのでゆっくりとしようと。ここに山形の桜のパンフがあり大石田町の桜を知った。桜の場所の略図も着いているので午後はこちらの撮影をすることにした。
愛宕山のシダレザクラ     満開   曇り
 なんなく場所は分かると思っていたがこれがまた難解だった。略図は変に思い込むと全く分からなくもなる。ということで散々探しまくってやっと見つけた桜はこれがまたガッカリ。天気は相変わらずの白い空だし、撮影ポジションも良い所がない。
 「愛宕山のシダレザクラ」を探している時に十数本の桜がある神社があった。大きな桜に案内板があったので「愛宕山のシダレザクラ」と思ったが、残念、違った。「祈念桜」とあり神社も上原神社とあったが、これはどうも染井吉野のようでそれほどの古木でもなさそうだ。
may. 1 2005
石割桜     散り始め   晴れ
 この桜も出発前から開花していて何時まで持つか心配していた。休日でも盛岡の観光案内は連絡がついたので前日様子を尋ねたら「まだ花は付いています」と微妙な言い回し。悩みはしたが結局見に行くことにした。休日の早朝で裁判所の門扉は開いているのかと言うことも懸念の一つだったが、人は出入り出きる様門扉は開いていた。お役所も粋な計らいなのだが、これもマナーが悪くなるとそうは行かないかも知れない。
 といっても車は路駐。朝は正面に向かい右側から半逆光気味に日が当たる。車も比較的少なく路駐もできる午前7時頃がお勧め撮影時間帯。
龍谷寺と法華寺のモリオカシダレ     満開   晴れ
 「龍谷寺のモリオカシダレ」は国指定天然記念物になっているが、樹勢は衰えてしまっている。一方、ほんの数分離れている法華寺は樹勢旺盛で寺の案内板にも龍谷寺の後継木との記述もある。
 どちらの寺も境内は狭く全体の姿を写しきれない。

 この後衣川村の「北館の桜」が「満開をやや過ぎた頃」との情報により100km位先まで高速道路で移動したが、こちらはとんでもない情報でしっかりと葉桜になっていた。この桜は高速道路の中尊寺側にあるとのことなので、混雑している中尊寺を経由して行ったのだが、結局高速道路を2度くぐり桜に着く。反対側から入ればもっと簡単だった。
毒沢のサワラと桜の寄木     満開   晴れ
 盛岡から南下してしまい再度北上しようかとも考えたが東和町から遠野に向かうことにした。東和町は公式HPで町指定の天然記念物の桜が数本あることを知っていたのだが近辺を走行中桜は見頃、期待したものだった。。
 この桜は町に向かって走行中偶然見つけた。説明によればサワラの木に桜が寄生しているようだ。でも立派なサワラの木(右の写真)はあれど桜の寄生は???。桜の古木はあるのだが。そんなわけで桜の古木を掲載してあるが・・・。

 この後「雲南桜」と「愛宕神社の種蒔き桜」を見つけたが後の3〜4本は人に尋ねもして探したが分からなかった。ふるさと歴史資料館という公共施設があり、管理人もいて町のパンフレットも立派なものがあったが桜は載っていない。桜は天然記念物に指定すれどあまり力を入れていないようだ。
八日市場の雲南桜     満開   晴れ
 ふるさと歴史資料館から少し進んだところにあり見つけるには簡単な桜である。
 花は満開、天候も晴れ条件は申し分ないのだが残念なのは周りの環境。敷地の所有者は違うのだろうが桜の近くに廃車が2〜3台置かれている。仕方がないことだがこれを避けることは困難であった。
愛宕神社の種蒔き桜     満開   晴れ
 町の中心部から少し離れたところにあるが人に尋ねてやっと見つけることができた。
 樹勢はあまり良くないようで枝の切り後も生々しい。素人が見た限りでは切り口も何の措置もしてないようだが大丈夫だろうかと心配になる。

 この後他の桜を探したのだが見つからなかった。3本の桜の状態から他の桜もあまり期待も出来ないので東和町は諦めて遠野に。遠野という名の響きにもあこがれもあったがお目当ての日枝神社の「大日山の桜」はまだ蕾だった。しかし、この桜は見事な樹で開花期に撮影したいと思う。
may. 2 2005
武家屋敷の桜     散り始め   曇り後晴れ
 一昨日は4分咲きだったので1日遅らせてきたが早くも散りかけ葉も目立っていた。東北の桜は咲き出すとペースは速いようでやはり昨日来るべきだった。
 昨夜は雨で、朝は雨は上がったものの雲が中々とれず10時頃やっと青空が広がった。10時からは車は通行禁止になるが、観光客は益々増えてくる。最早観光客を避けることは不可能に近い。
弘法桜     満開   晴れ
 杖や鞭が根着いたという伝説の桜は各地に沢山あるが、この桜も弘法大師の杖が根付いたといわれている。
 樹勢は旺盛で端正な半円の樹形で岩手山を背に美しく咲いていた。
 角館の武家屋敷を11時頃発ったが町を出るのに渋滞で時間もかかり、弘法桜に着いたのは午後1時頃だった。しかし、空気は澄み綺麗な青空だった。

 この後
「小岩井農場の1本桜」(左)に行ったのだがこれはまだ蕾、承知の上ながらこんなにも上天気なので、これで咲いていたらと・・・。
 再び秋田県の田沢湖町に引き返し
「白山桜」(右)に行ったがこちらも蕾であった。

 今日は平日なので各地の役場に開花状況を確認。取敢えず角館の先、旧協和町は見頃のようだが角館の渋滞で明るいうちに到着出きるかが問題。旧協和町の先、旧大内町の「かすみ桜」はまだ蕾だし、で、南下して福島方面を決断。「越代の桜」や「会津五桜」だ。
 そういうことで、またまた盛岡方面へ。今日は国道46号線を行ったり来たり、効率が悪いが桜の撮影ではよくあること。
may. 3 2005
越代の桜     満開   晴れ
 昨年の東北は「三春の滝桜」を中心に福島県内をウロウロした。その時のコースの成り行きから「越代の桜」を見たのだがその素晴らしさに魅入られたりもした。何時かは撮影したいと思っていて、今回の撮影行では置賜桜回廊に次いでの目的地でもあった。
 この桜は南向きで撮影の引きも十分あるし、空に抜いて写すことも出来る。撮影時間は一日中可能だろうがやはり早朝の雰囲気が一番のようで早くからカメラマンでにぎわっていた。
 ここからまた少し北上し平田村の「岩倉桜」にむかった。この桜も昨年はまだ蕾であったが、今年は既に葉桜状態、「三春の滝桜」とも「越代の桜」とも開花時期は微妙に違うようだ。
小塩の桜     満開   晴れ
 「小塩の桜」に向かう途中に「戸赤の大山桜」(左の桜写真)の看板があった。距離は11キロなので向かってみたがここは一本桜ではなく大山桜群であった。しかし、茅葺屋根の民家もあり山の斜面に点在するピンク色の山桜は良き日本の原風景、こんな場所もめっきり減ってしまった昨今、いつまでも残しておきたい風景だ。
 「小塩の桜」も昨日役場に電話で照会し、満開との回答なので寄ったのだが、期待通り見頃を迎え天気も申し分ない青空、観光客もまばら、カメラマンもボチボチ、こんな条件は一番の撮影日和で大満足。こんな場所ばかりなら撮影もより楽しいのだが。
薄墨桜     散り始め   晴れ
 伊左須美神社の本殿前にありここも撮影ポジションが限定される。
 会津五桜の一つで昨日の情報では満開ということであったが、残念ながら既に散り始めていて落花もかなり目立った。八重系は葉が出るのも早いのでこの桜は早めの撮影が適しているかも知れない。
虎の尾桜     散り始め   晴れ
 こちらも会津五桜の一つで満開を少し過ぎた頃だろうか、強めの風に花びらが舞う様はなんともいえない風情がある。
 会津五桜は開花時期はそれぞれ異なり「石部桜」、「杉の糸桜」と咲き続いて「薄墨桜」、「虎の尾桜」の順で咲く。「大鹿桜」は更に遅咲きで現地へ照会したがやはりまだ蕾であった。
磐梯神社の木挿し桜     満開   晴れ
 今日の予定の桜は一応回ったがまだ少し時間がある。そこで、近隣で、咲いていそうで、分かりやすそうな場所にある桜ということで狙いをつけ磐梯町、「磐梯神社の木挿し桜」に向かった。
 桜は神社境内の奥の方にあり、少しばかり分かりづらく人に尋ねたりしたが予測どおり桜は見頃であった。
 この後、「大山祇神社の種蒔き桜」を探したが、こちらは近くまで辿り着いたようだが神社が見当たらずあっさりと諦めることにした。
 今日で五日目が過ぎたがここで明日以降の予定に悩んだ。新潟県旧京ヶ瀬村の「数珠掛桜」に行きたかったがまだ咲いてないとのこと、旧川上村、「極楽寺の野中桜」は役場に電話しても日直制度がないのか通じないし、極楽寺はNTTの番号案内では該当なしとのこと。結局無難な日光の金剛桜にした。
may. 4 2005
金剛桜     散り始め   晴れ
 車中泊が続いたので昨夜はホテルに泊まろうと2〜3探したが、GWの日光ではどこも満員であった。結局公園の駐車場で泊になったので輪王寺には早朝6時前に着いてしまったが、桜には日が当り、観光客は物好きな人がまばらに訪れている程度でいらいらせずに撮影できた。車も日中では置けない場所に置くこともでき(勿論駐車料金も不要)ここは早朝の撮影が一番良いだろう。
 花は満開を過ぎ散り始めていた。
天王桜     満開   晴れ
 日光の金精道路で群馬県の片品村に。ここは標高も高く遅咲きのヤマザクラの古木があり「天王桜」と呼ばれている。地名も花咲で、ここまでくれば桜への案内板も沢山ある。
 樹精は旺盛で端整な樹形で美しい樹である。地元のカメラマンにも穴場の桜のようで、これほどの桜が見頃を迎えているにもかかわらずそれほど多くはない。観光客もそこそこの人出だし楽しんで撮影出来る場所だ。
オキノ桜     満開   晴れ
 「天王桜」から少し先にある桜でついでに見物する人も多い。樹齢はデータが無いがそれほどの古木ではない。
 花咲地区にはもう1本「仲次郎桜」と呼ばれる古木があるがこちらはまだ咲き始めで頂部に少々花が着いているだけであった。

 途中で華厳の滝や吹割の滝を写しながらだったが今日は野沢温泉に泊まることにした。昔スキーで毎年泊まった民宿で30年振りぐらいで訪れることになったのだが、近辺の山内町や高山村の桜を期待してもいた。しかし、甘い考えで「宇木の千歳桜」は見事に葉桜であり、高山村は電話での照会だがこちらも全部散り果てたようだ。
 結局今シーズンの桜は片品村が最後になったが、開花の遅れにより予定外の東北撮影旅行で例年以上に充実した撮影ができた。

 また、来年も元気に咲いて欲しいと祈りつつレポートを終えます。