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花巡礼 名桜古木撮影記(2020年) |
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古木には殆どが名前がついていて土地の人々との深いかかわりがある。そんな由来の説明や桜への自分の思いに加え撮影ガイドを記載してあります。
桜の名前をクリックすると写真にジャンプします。 |
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mar 23 2020 |
鉢形城の桜・エドヒガン 満開 晴 |
今年の冬はかってない暖冬で、桜の開花も市場最速の地も多い。3月21日には豊橋の野依八幡宮の枝垂れ桜も間もなく満開。
今年は久し振りに埼玉に来た。ネットで開花状況を見ていたらテレビでも丁度中継していて満開。
天気予報も晴れであったが、到着した朝の6時頃は曇り。雲の切れる気配は感じられるので粘ったが、正解。
2時間後には晴れ渡り綺麗な青空。今では氏邦桜と銘々されて地元の誇りの桜のようだ。 |
大手の桜 満開 晴 |
この桜も何回も来てるけど悲しい場所にある桜だ。
道路に面しているので電線が横切っているが、今は根元に自販機が・・・。 |
法善寺のしだれ桜 満開 晴 |
この寺には2本の桜があり、与楽の地蔵ざくらは大手の桜と同様道路沿いにあるが、大手の桜よりは写しやすい。
弥陀のさくらは境内山門の脇にある。風情のある桜だが上部にある太い枝が枯れている。これ以上のダメージは食い止めて頂きたい。 |
東昌寺のしだれ桜 満開 晴 |
自分は桜は根元から頂部まで。そして左右も。要は桜全体を写したい。
しかしこの桜は、塀越しにたわわに花をつけて枝垂れている姿に魅了された。 |
高麗家住宅のシダレザクラ 満開 曇り |
青空で気持ち良く撮影していたが、何と、曇って来た。白い空は白魔でどうしようもない。
こんな時は高い場所を探しハイアングルなのだが、そんな都合の良いところはそうはない。結局上の方は空にかかってしまう。 |
霊厳寺のシダレザクラ 満開 曇り |
墓地の中の墓守桜。
曇り空なので背後がなるべく山にかかるように。しかし、思うように行かない。 |
聖天院のひがん桜 満開 曇り |
ここはまずまず空に掛からないアングルがとれた。
おまけに花をたっぷりツケタアングルで。右にあるポールが邪魔だけど。この桜は反対側から見ると悲惨な姿。半分は枝が無い。 |
高麗神社のひがん桜 満開 曇り |
ここは二階が社務所になっていて階段を上る。上りきるとこのアングルが可能。
ピンク色の綺麗な色なので青空の下で撮りたい。 |
園通寺のしだれ桜 満開 晴 |
明日は所用があるのでどうしても帰らなければならない。従って家に少しでも近づく為八王子に。八王子は古木が豊富で2017年に訪問した。
しかし、この時は少し遅くて半分くらいが見頃を過ぎていた。
ここは前に来たときは桜まつりで桜の前には椅子が並んだり、確かテントも張られていた。
今年は新型コロナウイルスで祭りは自粛。境内はすっきりとして写真も撮りやすい。 |
広園寺のしだれ桜 満開 曇り |
この寺にはヤマザクラの古木もあり2017年には満開であったが、枝垂れ桜は早咲き。品種が違うので時期が一致しないが仕方ない。
枝垂れ桜は本堂の裏にあるが、引きもなく撮影は難しい。 |
大光寺のしだれ桜 満開 曇り |
この寺も境内は狭く桜の撮影は困難。
おまけに天気が悪いのでアングルも限定される。 |
金南寺のしだれ桜 満開 晴 |
ここに着いた頃は青空も戻って来た。
それ程広い境内でもないが、美しい樹形の桜が撮影出来た。 |
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mar 25 2020 |
山高の神代桜 満開 晴 |
山高の神代桜は早くも満開。早速向かったがここも祭りは自粛モードで一番近い民間駐車場も営業していない。どうしようかと迷ったが路駐で。なるべく邪魔にならないように隙間を見つけて。
観光バスが来ないので静かに桜と語りあえる。(笑)
ここは朝は桜に日が回らないので8時半ころが撮影チャンスなのだが、例年はその時間はもう人が一杯。
桜の周りの人を写り込まないようにするのは不可能に近いが、今年は9時頃まで待ち桜には十分な光で花見客は皆無。最高だった。 |
中の家の桜 満開 晴 |
ここは以前他の桜と間違えて家に帰ってから気がつぃた桜。わに塚の桜からはそれほど離れてはいないが、ここに来る人は滅多にいないだろう。
しかし、市の天然記念物でもあり堂々とした桜で花付きも良い。 |
能蔵のエドヒガンザクラ 満開 晴 |
この桜は前回は見頃を過ぎていたので再チャレンジ。
満開で花は見事だが、頭の上の電線は何ともし難い。 |
三宮神社の桜 満開 晴 |
ここも再訪。能蔵の近くである。
桜は社の後ろ側にあり、花も素晴らしい。しかし、朱塗りの社のインパクトは凄まじく、桜もタジタジかな。 |
専立寺のサクラ 満開 晴 |
ここは境内立ち入り禁止。稀にあるけど寺が殆んど。心無い来訪者がいた場合が多いようだけど悲しいことである。
故に道路から失礼して。 |
城下のシキザクラ 満開 晴 |
ここは長年気にはなっていたもののチャンスが無かった。
しかし、民家の庭先にあり撮影は難しい場所である。 |
室伏のヤマザクラ 満開 晴 |
主幹は失われているが花は綺麗にさいている。
太い幹も下部は雑木等と混在して良く見えないが、反対側に回ると良く見える。 |
西念寺のしだれ桜 満開 晴 |
ここも以前は遅すぎた桜。
さほど広くはない境内にあるが樹形は素晴らしく花も沢山付いている。 |
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mar 26 2020 |
正念寺のしだれ桜 満開 晴 |
地区の道路から正念寺への道を入っていくと本堂手前に立っているのが見える。
樹形が整っているとのブログもあるが、それ以降に衰えたのか、下枝大分痛んでいる。
正念寺に向かう道路沿いにシュタイナー学園という学校があり、ここに染井吉野の古木があるらしい。
道路から見下ろせるのだが、それらしき桜は見当たらず。仕方がないので学校に行き、丁度居合わせた先生らしき方に尋ねたら、何と枯死。
切り倒された幹が根元に転がっていた。
シュタイナー学園の桜(写真右) |
観福寺のサクラ 満開 晴 |
寺の裏手に墓地があり、そのまた上にある古木。
狭い道路沿いにありアングルの決定は少し難しいけど、堂々とした桜で撮りがいのある桜。 |
善勝寺の枝垂桜 満開 晴 |
本堂前にある桜。
創造していた以上に小振りで、初めはこれが目指す桜とほ思わなかった。良く見れば主幹に大きな傷があり枯れ枝を払った痕のようだ。
補修も新しそうなので近年のことかも知れない。 |
天応院の桜 満開 晴 |
この桜も本堂前にある。
美しい樹形だが、よく見ると数本の太い枝が払われている。痛みは来る前はさぞかし見事な桜だったと思われる。 |
小山市民センターのシダレ桜 満開 晴 |
これもまた悲しい場所に。歩道と建物の狭い植え込みの中。桜の中に電線が通過。
しかし、市民センターの建設時に伐採されずにに残されたことに意義がある。これからも元気でとエールを送りたい。 |
寶泉寺のヤマザクラ 五分咲き 晴 |
これは雄大な桜。ヤマザクラ故に見頃はもう少し先。
しかしながら、一部の枝は満開。全体的には五分咲きと言うことかな。
鎌倉の「安国論寺の妙法桜」(写真右)は蕾膨らむ状態。
苔むした風情のある庭園の一角にあるが、撮影は難しい。 |
白泉寺のしだれ桜 満開 晴 |
本堂前に枝垂れ桜と江戸彼岸桜の二本が競って花を咲かせているが、背の低い枝垂れ桜の方が古いらしく根元には案内板がある。
西日を受けて咲き競うドラマチックな時間を得ることが出来た。 |
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mar 28 2020 |
静修自治会館前のヤマザクラ 七分咲き 曇り |
静修意昌庵のヤマザクラ 満開 曇り |
新城の大龍不動桜はまだ五分咲き。中々見頃に出会えない。
同じ敷地と同様の中にある二本のヤマザクラ。
親子か兄弟か(多分ではあるが)。しかし、日当たりはそう変わらないが花期は少しずれていて、意昌庵の方は満開なのに自治館前の方は満開までにはもう一息。 |
胡桃平のヤマザクラ 満開 曇り |
この桜も静修と同じ旧春野町にありそれほど遠くなく、花期も同じ時期。
今まで数回来ているのだが、静修を含めた3本は全て見頃を外していた。今回やっとのことで見頃に出会えたものの生憎の曇り空。つきが無い場所だがいずれ何時かは。 |
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apr 02 2020 |
大龍不動桜 満開 晴 |
もう5~6回になるかな。やっと満開に巡り会えた。
風は強いけど綺麗な青空、時々太陽は雲に隠れるが風が強いこともあり直ぐに顔を出す。
この桜は大変背が高い。縦位置では上下があまり、横位置では左右が余る。
こんな桜も多いが、縦位置でフルサイズぴったり。珍しいけど、それだけこの桜は高くスリムである。 |
道慈小学校のシダレザクラ 満開 晴 |
小学校の校庭の片隅にあり、スッキリとした絵造りは難しい。
新型ウイルス騒動の最中でもあり、校内への立ち入りは心配もあったが幸いなことに許可して頂いた。
桜は痛みも多く枝も少ないが頑張って花を咲かせている。 |
西運寺のシダレザクラ 満開 晴 |
去年に続きの訪問。
去年は天気が悪かったけど、今年はまずまず。でも雲が少し多いかな。 |
大沼のヤマザクラ 満開 晴 |
西運寺にあるのだか見つけ辛く、去年は天気も悪かったので早々に諦めた。
寺の入口にあるのだか、他の木々と混在していて大変わかり辛い。根本には案内板もあるのだか。
木々と混在して枝も入り組み、離れて見てもはっきりしなく、大変写しにくい桜であり、これはもう降参。 |
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apr 04 2020 |
お屋根桜 満開 晴 |
今日のメインは伊勢市のお屋根桜。5日まで公開とのことなので、見頃も間違いないと思い。
その前に長徳寺の龍王桜に。これはまだちらほら。以前は葉桜だったし満開に巡り合えない桜だ。
次いで波多瀬の山桜。これは未開だけど悲しい姿になってた。花、咲くんかなつて状態。
お屋根桜は明日まで公開と言う事で管理人がいて説明まで。古い樹から新しい樹まで五本あるが一本はめくら症で花が咲かないとか。
この桜は咲き始めは白く、終わりに近くは赤みを帯びる。今は赤い方で今シーズンも間もなく終わりそう。
三多気は久し振りに来たけどメインの棚田はこれから。小振りの桜は満開なれど大きな方はチラホラ状態。
この後正念寺に山桜を求めて行ったが、樹齢200年、それらしい桜は見当たらない。どこか離れた場所にあるのか、枯死なのか。墓地には大きな切り株が残っているがこれなのか。 |
安能寺の江戸彼岸桜 満開 晴 |
どこに行こうか迷ったが、奈良県に。
安能寺の桜は江戸彼岸だけどピンク色が濃い。萱葺きの山門の脇にありいかにも奈良。 |
教安寺のしだれ桜 満開 晴 |
どうもここは境内への立ち入りは禁止の様。特に何にも書いては無いが。
しかし、塀越しでも十分に堪能できる。と言うか、塀越しの方がすっきりとした絵柄になる。寺の隣の狭い路地を回ると反対側から見える。 |
大野寺の小糸しだれ桜 満開 晴 |
大野寺は相変わらず人気の寺で結構見学者もいたが、桜の現状に愕然。
前回からは17年になるが、当時は裏側が見えないほどの花を付けていた。各地で傷みが進んでしまったり、枯死した桜も数多い。
平成になってあちこちでライトアップしているが、これは止めないとといつも思う。夜桜ならかがり火で。これが危険ならせめてボンボリ。
兎に角、平成は桜の古木には受難の時代。 |
小原の極楽桜 満開 晴 |
これはまた想像以上の桜だった。
小高い頂きにあるが、唯一の不満は電線。何とかギリギリ避けて写せるが、レンズは限定。スタンスもピンポント。 |
下笠間美佛桜 満開 晴 |
集落の端の高台にひときわ目立ち咲いていた。民家の庭先から撮影をお願いしたら快く了解して頂いた。
しかし、こちらはいわゆる裏側で、正面への道を教えてもらった。
狭い集落の道路沿いから雄大な桜を写しとれる。 |
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apr 07 2020 |
佐脇刀袮太夫の墓の桜 満開 晴 |
これは「さわきとねだゆう」と言う。
近くにある桜だがこれほどの古木(樹齢は不明だが)とは知らなかった。以前は花も沢山咲かせていたが近年は衰えが激しく、1本の枝しかない。 |
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apr 08 2020 |
下山小学校の山桜 満開 晴 |
3日に行った時はまだチラホラだった。まだ早いかも知れないと思ったが、そんなに遠い場所ではないので訪問したが、正解。満開と言っていいだろう。
ただ、コロナ騒動のあおりで校庭は市のお達しとかで立ち入り禁止の看板。学校の桜は許可を得て撮影するが、外から長めのレンズでそこそこの写真はとれるので、今回は諦めた。 |
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apr 09 2020 |
成合の一本桜 満開 晴 |
映画「星めぐりの町」のロケで知れ渡った「成合の一本桜」。去年は開花前だったので今年は満を期して。しかし、見頃過ぎではないかと心配してたけど満開。ここのところ天気も良いのでもっていた。
桜は田んぼの端の小高い山の上にあり端正な姿である。樹齢はそれほどの古木ではないが、映画で使われただけのことはある名花。
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apr 11 2020 |
三多気の桜 満開 晴 |
新型コロナウイルスの緊急事態宣言の最中、命がけでの遠征。先週も来たのだけれど、メインの棚田は少し早すぎた。
一週間後、丁度見頃で天気も晴れ。危険を冒してやって来た甲斐があり、何年掛かったか、やっと撮影出来た。 |
水屋神社の結び桜 落花盛ん 晴 |
 もりの山桜を目指した途中で見つけた「向赤桶の桜」(写真左)は既に葉桜。
しかし、200m位先の水屋神社の結び桜は落花盛んなれど何とか見頃。 根元から2本立ちになっているからだろう、銘々の由来は。この神社には夫婦杉もある。
肝心の「もりの山桜」(写真右)も葉桜。向赤桶の桜より僅かに花は多く残ってはいた。
三多気の桜も終わった桜もある。ここは三多気より標高も低いので早めの方がよさそうだ。 |
長徳寺の龍王桜 満開 晴 |
ここも先週早すぎた桜。
今日は三多気とここが目的であったが、満開、好天気で救われた。何年掛かったか。何回も外れだったが念願がかなった。 |
トオインヤエヤマザクラ2号 満開 晴 |

2号は厳嶋神社の杜の中にあり、散策路に案内板もあるので探すのは難しくない。
桜の周りは勢べされて柵で囲まれているが、良くあるパターンで引きがなく全体を写し込むのは難しい。
この桜は自生は二本しかない貴重な桜だが、残念ながら「1号」(写真右)は枯れてしまい、切り株の隣にその子孫らしいが若木が植えられている。
三年目らしいが花はまだ咲かないとか。成長して花を咲かせてくれることを祈るばかり。 |
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